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0915、北京汽車集団、ダイムラーとの商用車合弁認可、ベンツエンジンの商用車輸出世界一を目指す

2011年09月28日 20時19分22秒 | thinklive

世界で一番コスト安のベンツトラックを作り、世界で最大の商用車メーカーを目指す、

*北京汽車は上海汽車に対する熾烈な競争コンプレックスがある、ベンツブランドは最高の兵器?50対50で設立した、上海GMの持ち株は、現在、51対49となっている、上海汽車の子会社である、

国際自動車ニュース 11/9/27

ダイムラーは26日、北京汽車集団(BAIC)傘下の商用車メーカー、北汽福田汽車との合弁会社設立について、中国政府から認可を取得したと発表した。福田汽車の中・大型トラック事業を分離し、ダイムラーが50%を出資する形で新会社を設立する。

新会社の名称は北京福田ダイムラー・オートモーティブ(BFDA)で、中国政府の商務部が認可した。ダイムラーは欧州の排気ガス基準「ユーロ5」に準拠したディーゼルエンジンや排気ガス浄化装置などの技術を導入するほか、メルセデス・ベンツの「OM457」型エンジンの中国生産を新会社で実施。福田汽車の「欧曼(Auman)」ブランドで国内販売するほか、同ブランド車として海外への輸出も検討する。

■新会社の年産能力は16万台
中国の車両総重量(GVW)6トン以上の中・大型トラック販売台数は2010年に120万台だったが、ダイムラーは2020年に同150万台まで伸びると予測。福田汽車の中・大型トラック販売実績は2010年が約10万5000台、今年上半期(1~6月)が6万6500台となっている。福田汽車の中・大型トラック事業の生産能力は年間16万台となっており、資産は新会社に引き継がれる見通しだ。

ダイムラーは16日、中国の商用車大手、北汽福田汽車と中国に折半出資で合弁会社を設立することで合意したと発表した。中国当局の認可を得たため、メルケル首相の訪中に合わせ、温家宝首相の参列を得て調印式を実施した。

ダイムラーは主にディーゼルエンジンや排気システムなどの技術を提供。欧州の排出ガス規制ユーロ5に適合させる。合弁会社では北京福田のブランド「欧曼」のトラックを生産。中国国内で販売した後、輸出する方針。

ダイムラーのツェッチェ最高経営責任者(CEO)は「北汽福田との合弁事業は、われわれの中国戦略にとって新たな重要な節目となる」と述べ、中国市場での地位強化につながると強調した。

 

福田汽車は8月末にダイムラーと共同開発した大型トラックの新モデル「欧曼GTL」をラインオフしたばかり。従来モデルより5%の燃費改善を実現したほか、排ガス基準ユーロ5をクリアするだけでなく、「ユーロ6」にも対応する高い環境性能を持つとしていた

中国自動車大手の北京汽車集団のグループ会社で、上海上場の商用車メーカー、北汽福田汽車(北京市昌平区)と独ダイムラーの合弁会社が来月にも営業を開始する見通しとなった。福田汽車の「欧曼」ブランドの大型トラックや、ベンツブランドの大型トラック用エンジンなどを製造販売する。北汽福田は合弁を通じて、2020年までに欧曼ブランドを世界一のトラックブランドに育てる考えだ。

 北汽福田は10/7月、ダイムラーと合弁会社設立に向けた契約を締結していた。合弁会社の名称は北京福田戴姆勒汽車で、北京市に本社を置く。投資総額は63億5,000万元(約764億円)。資本金は56億元となり、北汽福田が資産額28億元分の欧曼資産を、ダイムラーが28億元の現金をそれぞれ出資して持ち株を折半する。北汽福田の関係者によると、合弁会社の設立申請は国家発展・改革委員会(発改委)の審査を通過、9/27,商務省から認可された、


 合弁会社では、欧曼ブランドの大型トラックやベンツブランドの大型トラック用エンジンを製造する。製造したトラックは大半を輸出に充て、欧米市場など海外市場の開拓を進める計画

 北汽福田は、11/8月末、北京市懷柔区の商用車工場で、欧曼ブランドトラックの新車種「欧曼GTL」をラインオフした。同車種の開発は福田汽車とダイムラーが共同で手掛け、欧米市場に標準を当てたグローバル戦略車。北汽福田にとっては初の国際基準に適合した車種となる。欧州の排ガス基準「ユーロ4」「ユーロ5」に適合し、燃料消費量も従来に比べ5%程度削減することに成功した。

 北汽福田は02年、北京市に欧曼ブランド車を生産する工場を設け、昨年までに累計33万台を販売。昨年は10万3,000台を売り上げ、国内業界4位を記録した。北汽福田は欧曼GTLをベースに今後も大型トラック部門の強化に努め、20年までに欧曼ブランドを世界一のトラックブランドに育成させる考え。

 北汽福田とダイムラーの合弁は約8年越しに実現することになる。北汽福田は03年から当時のダイムラー・クライスラーと商用車部門での提携に向け交渉を開始。中・大型トラックの合弁会社を設立するとしていた。ただダイムラー側は当時すでに福建汽車工業と揚州亜星客車の2社と合弁を行っていたため、外資系自動車メーカーの中国での合弁設立は2社までという規定から進展しなかった。

 しかし07年になって、ダイムラーは揚州亜星客車との合弁、亜星ベンツの株式50%を放出、合弁可能な一枠ができたことで、新たなパートナーを探していた。京華時報など中国各紙が伝えた。


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