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米、住宅金融公社2社、住宅市況の回復で莫大な利益、米ファンドが不当利益で買収提案

2014年07月01日 15時40分55秒 | thinklive

*アメリカでは金融業のエゴイズムはあたり前、公社といった名称で巨額の利益を挙げている機関でも平気で民間が買収しちゃう?ハジシラズ強欲とは言われない?

*日経,6/10、「米住宅公社拡大論強まる」、

 要約すれば、リーマン恐慌によって、米住宅金融公社の2社、フレディマックとファニメイは支払い不能者の住宅債務を証券化した債権を残らず買い込む結果となって、倒産に直面、政府管理下で巨額の融資を受け債務の弁済に当たったが、08年以降、米住宅市場の回復で赤字業態から黒字に転換、米政府に支払った配当総額は累積で2100億$、政府から融資を受けた,1874億$を全額返済の上、300億$に達しようという巨額な配当余剰をもたらしている、一次取得者が住宅ローンを組めない現状の解決が必要という識者の意見で、住宅公社の拡大を除く声がある、一方では以下の、ロイターの報道のように、住宅金融公社が、住宅金融市場の利益を独占、民間の利潤の源泉を政府が奪っているとして、政府を訴え、2公社の買収を提案しているファンドが存在している、

[13日 ロイター] -著名ファンドマネジャーのブルース・バーコウィッツ氏が率いる米投資会社フェアホルム・キャピタル・マネジメントは、米政府系住宅金融機関(GSE)である連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNMA.OB: )と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FMCC.OB: )の住宅ローン担保証券(MBS)信用保証事業の買収を提案した。

議会は、住宅ローン関連損失の補てんに再び税金が充当されることのないよう、金融危機時に政府管理下に入った2社の廃止に取り組む方針を示していた。

フェアホルムは、MBS信用保証事業の買収とともに520億ドルの増資計画を提案。優先株発行で約346億ドルの調達、優先株主への株式割当で少なくとも173億ドルの調達を目指す。

フェアホルムの発表によると、最初の5年間は、資本金と利益剰余金は確保され、新たな資本から配当金や分配金は支払われない。同社はまた、買収が実現する場合には「ファニー」と「フレディ」の名称も廃止する計画を明らかにした。

フェアホルムのバーコウィッツ最高投資責任者(CIO)は「この提案は、(GSEの)改革構想を実行可能で持続可能な解決策に進化させる点で、民間資本を求める超党派の要請にこたえるものだ。ファニーとフレディのビジネスモデルは、保険業界のベストプラクティスと一致しない」と語った。

提案は連邦住宅局(FHA)、財務省、ファニーメイとフレディマックの他の投資家から承認を得る必要がある。


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