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27045、豊田通商、アフリカで中古車事業展開、CFAO通じ、カルフールとアフリカ合弁

2014年06月11日 12時34分31秒 | thinklive

豊田通商ha,12/12月に、仏の商社CFAOを買収、CFAOはアフリカに強い商社、アフリカ54ケ国中、53ケ国に拠点展開、アフリカ最大の医薬頻卸し、日用品、自動車、産業機械、CFAOの扱いは、プジョーで、プジョーの情報は流れない、CFAOは、仏大手のカルフールと提携、カルフルーとの合弁設立、ナイジェリア、コートジボワールなど西アフリカ8国に、22年までに、70店舗の中古車販売店を展開、アフリカの従業員、1万人、

*CFAOの13/12期、  前年比*豊通の出資97.8%

売り上   36億eu    +1%

営業利益  2.7億eu   -7%

 アフリカにおいては、東アフリカ・南アフリカを中心に24ヵ国で代理店を展開している。

 そんな豊田通商が、最近アフリカで力を入れているのが、「中古車」だ。昨年10月には、アフリカ東部のケニアに、初めて「中古車専業店」の豊通オートマートケニアをオープンした。

 豊田通商の服部孝常務取締役は「アフリカの多くの国では、新車は一般の人々にとって簡単に手の届く商品ではない」と、その理由を説明する。

 現にケニアでは、2010年の自動車の登録台数のうち、じつに8割が中古車だった。そこで、まずは中古車で日系メーカーに親しんでもらい、いずれ新車を購入できるくらいに所得が上がった際には、同じメーカーの新車を買ってもらおうという戦略なのだ。

 じつはあまり知られていないが、ケニアは日本と同じ左側通行国。右ハンドルの日本車が親しまれる土壌があり、人気も高い。たとえば、トヨタ車のケニアでのシェアは25%もあり、過去10年1位を保っている。

だが、その一方で、日本車の中古車が、違法な経路で大量に流れてきているという問題もある。正規のルート以外から入ってきている台数は正確には把握できていないが、同じ車種の状態の良いものでも、半額以下で買えるケースもあり、相場が不透明なのが現状。豊田通商には、その貿易ルートにもメスを入れて、「介在しているグレーな業者が得ている利益を、取り込む」(豊田通商)狙いもある。

 アフリカは、大手財閥商社でさえ、資源開発やインフラには参入しても、人々の生活に密着したビジネスの展開は数少ない。アジアなど他の地域に比べて、確かな収益が見込めるまでのスピードや確実性が見えにくく、「信頼できるパートナーの選定など、足場を固めるのに非常に苦労する」(大手商社幹部)のが正直なところだからだ。

 そうしたなかで、豊田通商は自動車で培ってきたノウハウや人脈を武器に、商社業界では最大の駐在員数を現地に送り込んでいる。「豪州・アジア」「中国」などの4エリアに次ぐ「第5の極」にアフリカ地区を位置づけて、今後の事業の柱に育てて行く構えで、戦略策定から実行に至るまでの権限を現地に与える、力の入れようだ。その点は、他商社とは明らかに一線を画している。

 こうしたことができるのも、「政情不安が続いていた90年代に他社が相次いで撤退したのと対照的に、直接投資を緩めなかった」(服部常務)ことが功を奏しているという。そんな歴史的経緯が現地で高く評価されており、日系商社の手が届かないエリアにも入り込めているというわけだ。

 現在、豊田通商全体の営業利益に占めるアフリカからの利益の割合は約16%と、他商社と比べても突出している。今後、蒔いたタネがどのような実を結ぶのか――。アフリカにおいては“周回遅れ”の感のある他商社は注目している



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