New York Times、FINANCIAL TIMESなど海外のメディアが一斉にソフトバンクが英ARMを買収するとのニュースを報じている。
報道によれば、すでに買収は合意に達しており、買収金額は31億ドル前後(約3兆円、3千億円のマチガイ?)と伝えられている。18日にも正式発表されるとしているが、日本時間の18日11時時点ではソフトバンク、ARM両社から公式な発表は出ていない。
報道が事実とすると、ソフトバンクは世界中のスマートフォン/タブレット向けSoCで大きなシェアを持つARMのIPを手に入れることとなり、ソフトバンクのみならず他社のモバイル製品戦略にも大きな影響を与える。*System-on-a-chip(SOC、SoC)は1つの半導体チップ上に必要とされる一連の機能(システム)を集積する集積回路の設計手法。
ARMホールディングス (ARM Holdings plc) はイギリスのケンブリッジに本社を置く持株会社。傘下の事業会社である"ARM Ltd."によるARMアーキテクチャ、RealView や KEIL というブランドのプログラミングツール、システムおよびプラットフォーム、System-on-a-chip基板とソフトウェアなどの開発で知られている。ケンブリッジ周辺のハイテク企業集積地(シリコンフェン)内では良く知られた企業である、
エイコーン・コンピュータ、アップルコンピュータ、VLSIテクノロジーのジョイントベンチャーとして創業した。当初の社名は"Advanced RISC Machines"で、エイコーンが開発し Acorn Archimedes で初めて使ったARMアーキテクチャのRISCチップ開発を行う会社という位置づけだった。ARMアーキテクチャは今では様々なASICのプロセッシングコアとして採用されている。特に携帯電話市場では寡占状態にある[1]。
ARMアーキテクチャ
ARMアーキテクチャをコアとして採用したプロセッサは、ノキア、ソニー・エリクソン、サムスン電子などのメーカーが携帯電話の主CPUとして採用しており[5]、デジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンのような携帯情報端末にも使われている[6]。また、任天堂のゲームボーイアドバンスとニンテンドーDS、GamePark Holdings GP2X などの携帯ゲーム機でも使われている。他にも、GPS機器、デジタルカメラ、デジタルテレビ、ネットワーク機器、ハードディスクドライブなどで使われている[7]。PlayStation Portableの無線LANプロセッサは ARM9 である、
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