日立金属、ネオジム磁石工場を米国に新設
産経新聞 12月21日(水)15時56分配信
日立金属は21日、レアアース(希土類)の「ネオジム」を原料とする高性能永久磁石の工場を米国に新設すると発表した。ネオジム磁石は、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に搭載されるモーターの主要部品で、欧米でのエコカー需要拡大に対応する。
ノースカラロイナ州に所有するフェライト磁石工場にレアアース磁石の工場を建設する、HV向けの磁石の月間生産能力は、1割増となる、
投資金額は約20億円で、2013年4月から量産を開始する。当初は月産40トンを見込むが順次拡大するという。
日立金属は当初、米鉱山会社・モリコープとの合弁生産を検討していたが、条件が折り合わず8月に断念。単独での工場新設に踏み切った。ネオジムは、モリコープから供給を受ける。 エコカーの普及などに伴い、レアアースの需要は急拡大しているが、中国が世界生産の約9割を握っており、輸出規制などによる調達不安がある。日立金属はネオジム磁石の世界最大手で、中国に依存しない安定的なサプライチェーン(供給網)の早期整備が課題となっていた。 米工場新設には為替リスク回避の狙いもあり、欧州などグローバルな輸出拠点としても活用する構えだ。
投資金額は約20億円で、2013年4月から量産を開始する。当初は月産40トンを見込むが順次拡大するという。
日立金属は当初、米鉱山会社・モリコープとの合弁生産を検討していたが、条件が折り合わず8月に断念。単独での工場新設に踏み切った。ネオジムは、モリコープから供給を受ける。 エコカーの普及などに伴い、レアアースの需要は急拡大しているが、中国が世界生産の約9割を握っており、輸出規制などによる調達不安がある。日立金属はネオジム磁石の世界最大手で、中国に依存しない安定的なサプライチェーン(供給網)の早期整備が課題となっていた。 米工場新設には為替リスク回避の狙いもあり、欧州などグローバルな輸出拠点としても活用する構えだ。
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