シリア兵器供給を継続=輸出総額は過去最高―ロシア****
ロシア国営兵器輸出会社ロスオボロンエクスポルトのイサイキン社長は13日の記者会見で、内戦下のシリアのアサド政権に対空防衛システム「パンツィリS1」を供給していることを明らかにし、今後も対シリア輸出を継続する方針に変わりはないと語った。
一方、2012年のロシアの兵器輸出額が全体で129億ドル(約1兆2000億円)と過去最高に上ったと発表。11年の107億ドル(約1兆円)、10年の87億ドル(約8000億円)から増加傾向にあることを強調した。シリアは輸出先の中で13~14位の額を占めるという。【2月13日 時事】
ロシアの武器輸出 過去最高に
2012.12.17 19:35 [ロシア]
ロシアのプーチン大統領は17日、モスクワで行われた軍事関連の会合で、2012年のロシアの武器輸出総額が140億ドル(約1兆1600億円)以上となり、過去最高となる見通しであることを明らかにした。計画以上の輸出額で、大統領は世界の武器市場でのロシア軍事産業の重要性を強調。さらに、今年、150億ドル相当の供給契約が締結されたことも表明した。
ロシアはソ連時代からの伝統的な輸出先であるインドや中国のほか、アルジェリア、ベネズエラ、ベトナムなどに、戦闘機や地対空ミサイルなどの武器を供給。近年、中東諸国や中国の軍事力増強を警戒するアジア諸国への武器輸出が増加しているという。シリアのアサド政権を擁護するロシアは「過去の契約を尊重する」として、シリア政府への武器輸出も続けている。(モスクワ 佐々木正明)
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