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12023、ウエスタンデジタル、日立GSTを買収、43億$、日立は03年、GST部門をIBMから20.5億$で買収

2011年10月19日 15時57分42秒 | thinklive

米HDDメーカーのWestern Digital(WD)と日立は3月7日、WDが日立のHDD事業を買収することで合意したと発表した。買収額は約43億ドル。

 WDは日立の完全子会社である日立グローバルストレージテクノロジーズ(GST)を35億ドルの現金およびWD株2500万株(7億5000万ドル相当)で取得する。合計は、43億$、これにより日立はWDの株式の約10%を保有することになる。この取引は両社取締役会の承認を得ており、今後規制当局などの承認を経て2011年第3四半期に完了する見込み。日立GSTの社長兼CEO、スティーブ・ミリガン氏はWDの社長となる予定。

 WDは、この買収による効果として、研究開発力の強化、製品ポートフォリオの拡充、広範なマーケットカバレッジ、コスト構造と競争力を強化できるだけの規模などを挙げている。

 日立は2003年にIBMのHDD事業を買収し、日立GSTを設立した。買収額は20億5000万ドルだった

2000年以降のWD

ウェスタン・デジタルは2001年、8Mバイトのキャッシュを主要なATAハードドライブに内蔵した。当時、そのクラスのHDDでは2Mバイトのキャッシュが普通だった。ウェスタン・デジタルは、この8MバイトキャッシュのモデルをSpecial Editionと呼び、型番上も2Mバイトのものと区別している(8MBはJB、2MBはBB)。最初の8MBキャッシュドライブは100GBの WD1000JB であり、すぐに 40GB から 250GB までの製品がリリースされた。ウェスタン・デジタルでは JB モデルをファイルサーバ向きの製品と位置づけている。

2003年、ウェスタン・デジタルは最初の10,000rpmシリアルATAHDDをリリースした。容量は36GB、平均アクセス時間は6ミリ秒以下である。さらに静粛性の高い74GBのWD740GDをリリース。2004年現在、Raptor(ラプター)ドライブは5年間の動作保証付きとなっている。

最近では、ウェスタン・デジタルは1年保証という短い保証期間のドライブを低価格で売っているが、これに追加の保証オプションを購入して保証期間を延ばすサービスを行っている。これにより、1種類の製品を2つの市場に提供することが可能となっている。

2011年3月7日日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)の全株式を、日立製作所から現金35億ドルおよびウェスタン・デジタル株2,500万株(7億5,000万ドル相当)で買収、ウェスタン・デジタルの100%の子会社とすることで合意、正式契約を締結したと発表した[1]。なお、2009年10月14日にウェスタン・デジタルはマレーシアサラワク州のHDD用円板基材(サブストレート)製造拠点を日立GSTに譲渡しており、近隣の日立GSTの製造拠点とともにウェスタン・デジタルに回帰することとなった。また、日立GSTの前身はIBMのHDDハードディスク事業に日立の同事業を統合させたものであり、奇しくもかつて援助を求めたIBMの事業を手に入れることとなった。なお、日立GST統合後は日立製作所から2名が取締役として就任し、また日立製作所がウェスタン・デジタルの発行済株式総数の10%ほどを保有することにより筆頭株主となる予定[2]


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