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安川電機、産業用ロボ好調で純利益最高レベルの397億円、売上の2割を占める中国で好調

2018年04月14日 16時44分23秒 | thinklive

安川電機が12日発表した18年2月期の連結決算は、売上高が4485億円、純利益は397億円といずれも過去最高を更新した。トランプ大統領の保護主義政策に端を発した米中貿易戦争の影響も懸念されるが、中国から米国への輸出規模は限定的。好業績に影を落とすほどの材料ではなさそうだ。

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安川電機が12日発表した18年2月期の連結決算は、売上高が4485億円、純利益は397億円といずれも過去最高を更新した。トランプ大統領の保護主義政策に端を発した米中貿易戦争の影響も懸念されるが、中国から米国への輸出規模は限定的。好業績に影を落とすほどの材料ではなさそうだ。

米中貿易戦争について影響は限定的との見方を示した(12日、北九州市)

 好調を支えるのは売上高の約2割を占める中国の好調。製造業の高度化を掲げる中国では、高性能なサーボモーターや産業用ロボなど安川製品の引き合いが強い。

 北九州市内で開いた決算説明会で小笠原浩社長は貿易戦争により消費マインドが冷え込めば影響はあるとしながらも「中国で製造してアメリカに出している製品はほぼなく、サプライチェーンという意味で影響はない」と余裕の表情を崩さなかった。安川は中国で産業用ロボを生産するほか、モーターやコントローラーなど構成部品も外販している。ただ、中国の産業用ロボメーカーは発展途上で日欧勢には及ばないというのが関係者の共通認識だ。

 好調を支えるのは売上高の約2割を占める中国の好調。製造業の高度化を掲げる中国では、高性能なサーボモーターや産業用ロボなど安川製品の引き合いが強い。そんな折りに降ってわいた米中貿易戦争では、対中制裁案のリストに産業用ロボも含まれていた。

 北九州市内で開いた決算説明会で小笠原浩社長は貿易戦争により消費マインドが冷え込めば影響はあるとしながらも「中国で製造してアメリカに出している製品はほぼなく、サプライチェーンという意味で影響はない」と余裕の表情を崩さなかった。安川は中国で産業用ロボを生産するほか、モーターやコントローラーなど構成部品も外販している。


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