歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

那須烏山市・長者ケ平官衙遺跡 米倉とみられる複数の建物跡が見つかる

2012年12月22日 | Weblog
 那須烏山市は22日、国指定史跡「長者ケ平(ちょうじゃがだいら)官衙(かんが)遺跡附東山道跡」(那須烏山市鴻野山)で、米倉とみられる建物跡が複数確認されたと発表した。
 総柱式の掘立柱建物跡6棟、礎石建物跡5棟を確認した。
  現地説明会が23日(日)午前10~11時に開かれる。
[参考:産経新聞、那須烏山市HP]
 
過去の関連ニュース・情報
 2008.11.22 長者ケ平遺跡と東山道、タツ街道 国史跡に国文化審が答申

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東温市・揚り畑遺跡 1世紀頃の動物形土製品が出土

2012年12月22日 | Weblog
 東温市北方甲2081−1の弥生時代中後期(1~3世紀)の集落跡「揚り畑(あがりはた)遺跡」で、動物の頭部を模ったとみられる動物形土製品(直径2cm)1点が集落の西端に近い直径80cmの穴から出土した。 一緒に出た土器から、弥生時代中期後葉(1世紀)のものとみられる。
 何の動物か「不明」だが、何らかの祭祀に使われたのではないかとしている。 弥生時代の動物型土製品は県内3例目という。
 また、集落の中心に近い場所で、同じ頃の工房跡と見られる直径9・5mの竪穴住居跡が見つかった。
 揚り畑遺跡第7次調査の現地説明会が23日(日)10:30から開かれる。
[参考:読売新聞、毎日新聞、2012.12.14東温市HP]

過去の関連ニュース・情報
 2012.11.9 揚り畑遺跡 分銅形土製品を発掘

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京都市上京区 聚楽第跡 本丸の石垣とみられる遺構、東西に32m発見

2012年12月22日 | Weblog
 京都府埋蔵文化財調査研究センターは21日、豊臣秀吉が造った聚楽第跡(京都市上京区)で、本丸南端の石垣遺構を長さ32mにわたって確認したと発表した。
 聚楽第は、関白になった豊臣秀吉が政務を執るため平安宮・大内裏跡に1586年造営し、翌年完成した。 跡継ぎとなった甥の秀次に譲り渡されたが、その後秀次は謀反の疑いをかけられ切腹し、聚楽第は95年に徹底的に破壊され、遺構は残っていないと考えられていた。
 調査では、工事現場の地下6mから自然石を積み上げた東西方向の石垣を確認。 南堀の一部とみられ、石は約70個あり、一辺0.7~1.5mの花崗岩の自然石を使用し、見栄えを意識して、石垣表面は約55度の緩い傾斜で東に向かうにつれて大きな石を積んでいた。 最も大きなものは重さ1.8トン。 高さは4段に積んだところも残っており、最大で約2.3m。 ただ、石垣の上部は破壊されているため、石垣全体の高さは不明。 当時、城郭の門に接する石垣は巨石を用いることがあり、近くに本丸正面の門があったとみられる。
 まだ遺構の多くが残っている可能性があるという。
 今月24日(月・振休)10時~15時に現地で一般公開される。
[参考:京都新聞、読売新聞、産経新聞、NHKニュース、京都府埋蔵文化財調査研究センター]

秀吉の聚楽第、本丸の石垣とみられる遺構発見(読売新聞) - goo ニュース

過去の関連ニュース・情報
 聚楽第

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葛城市・当麻寺 菩薩面の1点が建保3年(1215)に制作されたことを確認

2012年12月22日 | Weblog
 葛城市歴史博物館が21日、当麻寺(葛城市)に伝わる中将姫伝説を再現する寺の「練供養会式(ねりくようえしき)」で以前使われた菩薩面の1点が、鎌倉時代の建保3(1215)年に制作されたことが分かったと発表した。
 鎌倉制作と伝わる1点について、空洞になっている面の頭髪部の内側に記されていた墨書銘文を専門家に依頼した結果、「建はう三年」「範忠(のりただ)ツクル」などの文字が解読され、制作年が「建保3年」、作者が「範忠」などと確認された。
 当麻寺の伝承によれば、天平宝宇7年(763)に中将姫により当麻曼荼羅図が織り上げられたと伝わる。 奈良時代の中将姫伝説が、鎌倉時代には信仰として定着していた歴史を知る貴重な手がかりになるとしている。
 当麻曼荼羅完成1250年を記念し、特別陳列展「当麻寺菩薩面と古代の匠のプロフィール」が葛城市歴史博物館にて22日から来年1月20日まで開催される。平成16年まで練供養会式で使用された菩薩面28点などが展示される。
[参考:産経新聞]
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