葛城市歴史博物館が21日、当麻寺(葛城市)に伝わる中将姫伝説を再現する寺の「練供養会式(ねりくようえしき)」で以前使われた菩薩面の1点が、鎌倉時代の建保3(1215)年に制作されたことが分かったと発表した。
鎌倉制作と伝わる1点について、空洞になっている面の頭髪部の内側に記されていた墨書銘文を専門家に依頼した結果、「建はう三年」「範忠(のりただ)ツクル」などの文字が解読され、制作年が「建保3年」、作者が「範忠」などと確認された。
当麻寺の伝承によれば、天平宝宇7年(763)に中将姫により当麻曼荼羅図が織り上げられたと伝わる。 奈良時代の中将姫伝説が、鎌倉時代には信仰として定着していた歴史を知る貴重な手がかりになるとしている。
当麻曼荼羅完成1250年を記念し、特別陳列展「当麻寺菩薩面と古代の匠のプロフィール」が葛城市歴史博物館にて22日から来年1月20日まで開催される。平成16年まで練供養会式で使用された菩薩面28点などが展示される。
[参考:産経新聞]
鎌倉制作と伝わる1点について、空洞になっている面の頭髪部の内側に記されていた墨書銘文を専門家に依頼した結果、「建はう三年」「範忠(のりただ)ツクル」などの文字が解読され、制作年が「建保3年」、作者が「範忠」などと確認された。
当麻寺の伝承によれば、天平宝宇7年(763)に中将姫により当麻曼荼羅図が織り上げられたと伝わる。 奈良時代の中将姫伝説が、鎌倉時代には信仰として定着していた歴史を知る貴重な手がかりになるとしている。
当麻曼荼羅完成1250年を記念し、特別陳列展「当麻寺菩薩面と古代の匠のプロフィール」が葛城市歴史博物館にて22日から来年1月20日まで開催される。平成16年まで練供養会式で使用された菩薩面28点などが展示される。
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