歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

御所市・秋津遺跡 縄文時代晩期後半の翡翠の管玉が出土

2011年07月13日 | Weblog
 奈良県立橿原考古学研究所が13日、御所市の秋津遺跡で、縄文時代晩期後半(2800〜2500年前)のノコギリクワガタが見つかった同時期の大型の翡翠の管玉(長さ約4cm、太さ約2cm、21.8g)が見つかったと発表した。
 両端から貫通する孔(径8~1.6mm)があり、首飾り一部と見られる。色合いなどから糸魚川市周辺で産出した可能性が高いという。
 また、近くに未発見の大規模集落があった可能性があるとしている。
 出土した管玉は、16日から始まる平成22年度発掘調査速報展「大和を掘る」(~9月4日、橿原考古学研究所付属博物館)で展示される。
[参考:共同通信、奈良新聞]

過去の関連ニュース・情報
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東京・文京区・椿山荘 登録有形文化財・三重塔 改修完了

2011年07月13日 | Weblog
 竹中工務店は13日、椿山荘(東京都文京区)庭園内にある登録有形文化財「椿山荘三重塔」の改修と耐震補強工事が完了したと発表した。
 椿山荘三重塔は、大正14年(1925)に平安時代の歌人・小野篁(おののたかむら、802-853)に縁のある東広島市の篁山竹林寺(たかむらやまちくりんじ)から移築された。平清盛(1118-1181)が第1回の修復を執り行ったとの言い伝えがあり、移築後初めての改修工事という。
 今回の改修工事にあたり年輪年代測定法で調査した結果、1420年頃(室町時代前期)の部材が使われていることが判明したという。
[参考:2011.7.13産経新聞、椿山荘]

過去の関連ニュース・情報
 2010.9.18椿山荘 三重塔 改修へ
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安中市・人見西中原遺跡 幅約10mの古代道路状遺構が出土

2011年07月13日 | Weblog
 安中市松井田町の人見西中原遺跡で、幅約10mの両側側溝をもつ古代の大規模道路状遺構が出土した。
 遺構は、約1300年前頃の造成とみられ、横野台地を北西から南東方向に向けてほぼ一直線に横切り、これまでに長さ約。5kmが確認されている。道の両側には幅約1m、深さ70cmの側溝が掘られていた。
 付近では牧場の跡(東西方向約3km、南北方向約1.5km)も出土している。
 発掘調査現地説明会が、7月23日(土)午前9~11時30分に開かれる。集合場所は、安中市松井田町人見字西中原(第6工区内)。
[参考:産経新聞、安中市学習の森HP]

過去の関連ニュース・情報
 2010.8.20 安中市・人見地区の西横野東部・中部地区遺跡群 縄文中期後半の列石が見つかる
  2008.9.21安中市・人見地区の2遺跡 説明会100人出席
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