歴歩

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東京・文京区・椿山荘 登録有形文化財・三重塔 改修へ

2010年09月18日 | Weblog
(写真は21010年3月31日17時58分撮影)

 「椿山荘」の庭園にあり、登録有形文化財の三重塔が、来月から耐震改修工事に入る。
 山県有朋が築いた椿山荘の庭園の中にある三重塔は、高さ約17mで、室町時代に造られたとされる。
 三重塔はもともと(云われでは)、平安時代の歌人、小野篁(おののたかむら)に縁のある東広島市の篁山竹林寺(たかむらさんちくりんじ)に建てられていたが、大正14年間に強風で大破し、長年修理されないままだったのを藤田組(現・藤田観光)2代目の藤田平太郎(男爵)が1925年に椿山荘の庭園に移築し、修復した。2003年に有形文化財に登録された。建築様式から少なくとも600年の経過をしていると言われている
 10月から始まる工事では、傷みが激しい三重塔の屋根の銅板の葺き替えなどの修復を行い、来年7月に完成予定。塔の大規模な修復は、移築以来初めてとなる。
 17日の起工式では、京都の相国寺などから高僧を10人招き、建設関係者や椿山荘の顧客ら計100人が参加し、工事の安全を祈願した。
[参考:読売新聞、東京新聞、藤田観光HP]

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