歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

江原華川郡・居礼里遺跡 74坪の規模の青銅器時代の住居跡発見

2011年06月22日 | Weblog
 韓白文化財研究院と芸脈文化財研究院は22日、華川居礼里遺跡を調査し、青銅器住居跡とその関連竪穴遺構合わせて約380基、同時代の周溝石棺墓1基、新石器住居跡1基、三国時代横穴式石室墳1基など約400基の遺構を確認したと発表した。
 特に21号住居跡は長さ26.3m、幅9.3m、内部面積244㎡(74坪)の大型で、忠南燕岐郡幸福都市予定地で発掘された長さ32.6m、幅9.4m(93坪)に続いて2番目の大きさであった。
 時期は、内部から石床囲石式炉跡や突帶文土器をはじめとする多様な遺物が出土し、青銅器時代早期に属するとみられる。
[参考:聨合ニュース]

過去の関連ニュース・情報
 2010.12.7 華川・居礼里遺跡 青銅器時代の多数の住居跡と百済墓とみられる三国時代横穴式石室墳1基が見つかる
 2010.11.4 華川・原川里遺跡 住居跡から馬具類・武器類が多量に出土、大規模百済の村遺跡は辺境前哨基地?
 2010.9.15 華川・原川里遺跡 200年代の大規模百済の村遺跡を発掘

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 原川里遺跡は、3-4世紀頃漢城百済期には華川一帯は、北あるいは西北側の楽浪、高句麗、靺鞨との境界地域であり、百済の西北方地域進出のための橋頭堡(きょうとうほ)であり、軍事前哨基地であった可能性があるとしていた。
 居礼里遺跡は、原川里遺跡に対して北漢江の東の対岸にあり、東南方向に約2.5kmの距離にある。主に青銅器時代前期~中期の遺構が多いが、三国時代横穴式石室墳1基が見つかっている。これは百済墓である可能性が高いとしている。


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1721年製ヴァイオリン「レディ・ブラント」が英国のオークションで12.75億円で落札、震災支援基金に

2011年06月22日 | Weblog
 英ロンドンで20日、東日本大震災の被災者支援を目的に行われた競売で「レディ・ブラント(Lady Blunt)」と名付けられたヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」が980万ポンド(約12億7500万円)で落札された。 オークション主催者によると、これまでに競売で落札されたストラディバリウスの最高額の4倍以上に当たる価格で史上最高額という。
 ヴァイオリンは1721年に製作され、ほぼ未使用。英国の詩人バイロンの孫娘レディ・アン・ブラントが30年間所有していたもので、「レディ・ブラント」と名付けられた。 日本音楽財団が2008年に購入した。
 オークションの売却収入は震災復興支援に充てられる。
 ピアニスト・江口玲さんのホームページ”Dear America, Akira Eguchi“にも、「レディ・ブラント」を手にしたことが紹介されていた。
[参考:共同通信、時事通信、毎日新聞、AFP、"Dear America, Akira Eguchi"HP、日本音楽財団HP]
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益田市・金山古墳 造出し付き円墳(18m)で前方部模様の突出部は後世の付け足し

2011年06月22日 | Weblog
 島根県より20日、標題についての報道発表資料が公開された。
 5月10日から26日に現地調査を行った結果、前方後円墳の可能性が高まった金山古墳は、直径18m程度の円墳で、前方部の様な突出部は、後世の付け足しである可能性が高いことがわかった。さらに南西側裾に造り出しがつく可能性があり、裾には周溝が巡ると考えられるという。
 時期は、スクモ塚古墳(全長100mの前方後円墳の可能性、5世紀)と同時期または後続する5世紀頃の小地域首長の墓とみられる。
 調査成果の報告会が、6月26日(日)午後3時より、久城会館(益田市久城町)で行われる。
[参考:島根県HP→報道発表資料]

過去の関連ニュース・情報
 2010.4.28 益田市・金山古墳 前方後円墳の可能性 5月に発掘調査
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