徳島県埋蔵文化財センターは、四国横断自動車道建設工事に伴い昨年9月から小松島市新居見町山路の新居見遺跡を調査し、古墳時代後期(6世紀後半から7世紀初頭)の古墳と小型埋葬施設の墳墓群を発見した後、さらに下層を調べたところ3月に縄文時代晩期(2500~3000年前)のものとみられる土偶1体が出土したと発表した。 県内で縄文時代の土偶が確認されたのは初めて。 縄文時代の土偶はこれまで、全国で徳島県だけが未出土だった。
出土した土偶は、腹から脚にかけての下半身のみで、高さが7・6cm、厚みは最大2・5cm。 へその部分はベンガラで赤彩されていた。 一般に土偶は女性を模したものが多いが、出土した土偶の一部から女性の土偶とは言い切れない。
脚の壊れた部分やX線写真の分析から、予め頭や脚などを部位ごとに作り、各部位のつなぎ目に凹凸を作り、胴体を中心に差し込んでつなぎ合わせる方法で作ったとみられる。
6月21日(火)から7月24日(日)まで、県立埋蔵文化財総合センター(板野町犬伏)の速報展「発掘とくしま2011」で公開される。 同展では、西州津遺跡(三好市池田町)、深瀬遺跡(阿南市深瀬町)、大松遺跡(徳島市川内町)、矢野遺跡(徳島市国府町)、奥角遺跡(小松島市田野町)についての資料等も展示される。
[参考:徳島新聞、毎日新聞、徳島県埋蔵文化財センターHP]
出土した土偶は、腹から脚にかけての下半身のみで、高さが7・6cm、厚みは最大2・5cm。 へその部分はベンガラで赤彩されていた。 一般に土偶は女性を模したものが多いが、出土した土偶の一部から女性の土偶とは言い切れない。
脚の壊れた部分やX線写真の分析から、予め頭や脚などを部位ごとに作り、各部位のつなぎ目に凹凸を作り、胴体を中心に差し込んでつなぎ合わせる方法で作ったとみられる。
6月21日(火)から7月24日(日)まで、県立埋蔵文化財総合センター(板野町犬伏)の速報展「発掘とくしま2011」で公開される。 同展では、西州津遺跡(三好市池田町)、深瀬遺跡(阿南市深瀬町)、大松遺跡(徳島市川内町)、矢野遺跡(徳島市国府町)、奥角遺跡(小松島市田野町)についての資料等も展示される。
[参考:徳島新聞、毎日新聞、徳島県埋蔵文化財センターHP]