歴歩

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米原市・能仁寺遺跡 7代京極高詮の菩提寺の下層から室町時代の庭園池を確認

2011年06月03日 | Weblog
 滋賀県文化財保護協会は2日、米原市清滝の能仁寺(のうにんじ)遺跡で、室町時代の庭園池を確認したと発表した。 清滝を本拠地とした京極氏が造ったとみられる。
 池は東西3・7m、南北2・5mの方形で、昨年11月に発掘された京極氏7代京極高詮(たかのり、1352-1401、戒名「能仁寺殿乾嶺浄高大居士」)の菩提寺とされる寺院の基壇跡の下層にあり、寺を建てる際には取り壊されたとみられる。
 現地説明会は5日午後1時半から開かれる。
 説明会の後、希望者を対象に徳源院(天台宗 霊通山清滝寺)の庭園・史跡京極家墓所の見学(有料)を行うという。
[参考:京都新聞、読売新聞、中日新聞、滋賀県文化財保護協会HP、滋賀県HP、2010.11.23「清滝寺・能仁寺遺跡発掘調査現地説明会資料」(滋賀県、滋賀県文化財保護協会)]

備考1) 能仁寺は、高詮が亡くなった(1401年)前後に建立されたとみられている。今回見つかった庭園池は、京都新聞だけが15世紀初頭のもと記している。
備考2) ちなみに、江姫(崇源院)の姉・初(常高院)が嫁いだ京極高次は京極氏19代である。

過去の関連ニュース・情報
 2010.11.20 米原市・能仁寺遺跡 15世紀の京極氏第7代高詮の菩提寺か

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