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海老名市・河原口坊中遺跡 円盤に穴を開けた形の弥生時代の石器が柄のついたまま出土 ハンマー説裏付け?

2011年05月20日 | Weblog
 かながわ考古学財団が調査を行っている海老名市河原口の河原口坊中(かわらぐちぼうじゅう)遺跡で、円盤に穴を開けた形の弥生時代の石器(直径約9cm、厚さ最大約3cmが、木製の柄のついたまま出土した。
 この形の石器は各地で出土しているが、周囲を刃物状に加工した「環状石斧」の一種とみて物をたたく道具と考える説と、魚網に結びつけた錘と考えて「石錘(せきすい)」と呼ぶ説に見解が分かれていた。
 木は腐りやすく石器だけが残るが、今回木製の柄がついたまま見つかったことにより、ハンマーのように物をたたく目的で使われていた可能性が高まったとしている。
 河原口坊中遺跡は、厚木駅の北西約1㎞に位置し、標高約21~22mの相模川中流域左岸の自然堤防に立地している。
[参考:読売新聞、かながわ考古学財団HP]

柄がついたままの石器出土、ハンマー説裏付け(読売新聞) - goo ニュース

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