カゲロウの、ショクジ風景。

この店、で、料理、ガ、食べてみたいナ!
と、その程度、に、思っていただければ・・・。

トラットリア レプレ

2013年12月29日 | 大阪
「其れ其れに、別の顔。」

近隣にお住まいのマダムによって、圧倒的な支持を得ている、店内に一歩足を踏み入れれば、一見して其れは明らかで、ランチ時、其処におよそ男性客の姿がないというのは、此のような、程々に上品な店の佇まいがそうさせるのか、むしろ、其の客層が此のような店の雰囲気を醸成しているのか、其処のところは、其の要素、どちらかの一方的な作用によるものというよりは、やはり相乗効果によるものなのであろうし、単純に言って、およそ女性ばかりの声で埋め尽くされた其の店内に、スーツ姿や作業着であえて乗り込もうという男性も、世間にはそう多くない、つまり、自然と此のイタリアンは、女性専用となっている、其れが実際なのであろう、少なくとも其のランチ時というのは。

と、其処までは、既存の客の思惑、其の集積によって、此の店が成り行き女性専用イタリアンとなっている実際もわからないではないのだけれど、ただ正直、少々解せない、呑み込めないところというのは、並以上に濃厚でありながら、しかし、若干、塩分が足りなのではないかと思わせられた、其の料理の風味、味わいである。

何しろ一概に言えるようなことではない、其れは勿論のこと百も承知ではあるけれど、其れでもやはり、比較的、女性は少々塩分控えめ、男性は濃く辛い味付けが、其の好みとして、ありがちな実際ではあるだろう、さらに言うなれば、年齢的には20代の辺りを頂点として、人は料理に求める塩分の量が減少して行く、其れが当然の成り行きでもある。

思うには、結局のところ、日々予約にて店内の席を埋め尽くす、其の女性客の多さというのが、そもそもあるべきイタリア料理としての塩の効き具合を、成り行き心持ち甘くさせ、此の店の料理を徐々に淡い味付けへと変化させて行っている、其れが実際であるのなら、つまり其れは、客の顔を見て、其の調理法が決定されている、良くも悪くも其のように言い得るだろう。

一概に、公平や平等という観点からして、其のような遣り方には賛成できないという向きも、世の中あるのではあろうけれど、あえて再度言うように、其れはきっと、一概に悪いことばかりというのではない、むしろ、調理姿勢としては、謙虚で前向きであるとさえ言い得るのかも知れない、だがしかし、其れならば、やはりきっちり其の顔を確認して、男性客に対しては、男性客の好むような傾向の味付けをしてもらえれば、其れであらゆる客層の納得が得られるのであり、勿論のこと、全てが丸く収まる訳である。

と、其のようなことを考えつつ、此の濃厚にしてボリュームのある、しかし何処か淡いパスタを戴いていた、男性客であるワタクシではあるのだけれど、此のような妄想は、果たして、まったくの勘違いであるのか、否か。

トラットリア レプレイタリアン / 樟葉駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5



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