カゲロウの、ショクジ風景。

この店、で、料理、ガ、食べてみたいナ!
と、その程度、に、思っていただければ・・・。

大西亭

2012年12月29日 | 大阪
「形而上的、男の料理」

原価というリスクを顧みず、己の良かれと思うものを己の能力のまま、食べる人のことなどおよそ想いも遣らずに作った料理、所謂、男の料理というのは其の程度のものであるだろう、少なくとも素人の場合。

そしてしかし、この大西亭にて提供される料理というのはおよそ其のような類のものではない手の込み様ではあるものの、それでも其れらは、イメージ、男の料理だったのである。

其れが顕著であったメインの料理、当初、いったい其れが何なのか、素材も味もおよそ想像も付かないと思わされた其の一品、切り分けてみると其れはパン生地に包まれた極太のソーセージであった訳であるが、勿論のこと其の調理に大雑把であるというような印象などおよそなく、全体を俯瞰してみればむしろ和風のテイストさえ感じさせる風味を漂わせ、ある種の繊細な一面さえ其処に存在する、微妙に凝った其のひと皿なのである。

では、何がいったい其処に男の料理というものを感じさせるのか、其れはきっと、何より人に驚きを与えたいという作り手の思惑、其のようなものが、そこはかとなく其の料理全体に現れているから、きっと其れ故なのだろう。

大西亭フレンチ / 野田駅(阪神)野田阪神駅海老江駅

昼総合点★★★★ 4.0



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