「京見の、麓。」
千本通りの最北端、実質、京都の市街地、其の最果てである鷹峯に位置するからなのであろうか、時代の流れ、そして世間の風潮にあまり影響されることのないように思える此の白い餅の風味というのは、此れまで市中で戴いたどの餅とも違い、ありきたりでなく、特異であると言って過言ではない、其れ程に、しょっぱいのだ。
勿論のこと、其の塩辛さというのは好い意味で特殊なのであって、もしかすると、人によっては知覚の偏りにより其の旨さがまだ理解出来ないという場合もあるのかも知れない、だが、其の黒い餡の程好い甘味と、白い求肥のしょっぱさのコントラストを認識した其の上で、其れでも不味いと感じるような向きというのは先ずないであろう、そう思わされる、ええ塩梅なのである。
半殺し其れ未満とさえ思えるような道明寺の食感、其の食べ応えに加え、さらに其処に塩漬けの木の葉を巻いた、仄かにしょっぱい桜餅がとても好きで、勿論のこと個人的にはどの和菓子屋であっても其の饅頭を所望するのが常なのではあるけれど、此の光悦堂に関しては、其の桜餅のお株を奪う複雑な味わいを此の御土居餅がまさに体現している、此の白い饅頭は、本当にありきたりではないのである。
千本通りの最北端、実質、京都の市街地、其の最果てである鷹峯に位置するからなのであろうか、時代の流れ、そして世間の風潮にあまり影響されることのないように思える此の白い餅の風味というのは、此れまで市中で戴いたどの餅とも違い、ありきたりでなく、特異であると言って過言ではない、其れ程に、しょっぱいのだ。
勿論のこと、其の塩辛さというのは好い意味で特殊なのであって、もしかすると、人によっては知覚の偏りにより其の旨さがまだ理解出来ないという場合もあるのかも知れない、だが、其の黒い餡の程好い甘味と、白い求肥のしょっぱさのコントラストを認識した其の上で、其れでも不味いと感じるような向きというのは先ずないであろう、そう思わされる、ええ塩梅なのである。
半殺し其れ未満とさえ思えるような道明寺の食感、其の食べ応えに加え、さらに其処に塩漬けの木の葉を巻いた、仄かにしょっぱい桜餅がとても好きで、勿論のこと個人的にはどの和菓子屋であっても其の饅頭を所望するのが常なのではあるけれど、此の光悦堂に関しては、其の桜餅のお株を奪う複雑な味わいを此の御土居餅がまさに体現している、此の白い饅頭は、本当にありきたりではないのである。
都本舗 光悦堂 (和菓子 / 北大路駅、北野白梅町駅、鞍馬口駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
昼総合点★★★★☆ 4.0
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