カゲロウの、ショクジ風景。

この店、で、料理、ガ、食べてみたいナ!
と、その程度、に、思っていただければ・・・。

とんかつ ひろ喜

2011年09月04日 | 大阪
「看板に、異議、アリマス。」

素晴らしく美味しくて、かなり気に入った、そんな御店自身の意向に異議を唱えるというのも、妙なものではあるが、実際、この御店の掲げる看板が、単に豚カツ屋であるというのは、全く以って人々に誤解と戸惑いを与える、そんな、あやふやな現状を醸成してしまっているという見解は、この近所迷惑な程に繁盛している現実からして、全くの要らぬお節介なのであろうか。

勿論、その豚カツは、かなり美味しい。
ぱくぱく、サクサクと、外見で抱く印象、それ以上に、軽く、柔らかで、幾らでも食べれそうな、そんな出来である。
だがしかし、それ以上に特筆すべき料理が、この御店にはあって、それが、クリーム・コロッケである。
これもまた、食べてみないと外見からだけではわからない、絶妙の軽さとボリューム、そして風味が、その食感に内包されている。
おそらくその旨さは、誰しもにとって、想像の上を行くこと、請け合いである。

そして、揚げ物の外見など、その茶色い塊でしかない物体の大小以外は、似たり寄ったりで、余程に不味い代物は、一瞥しただけで判るにせよ、その美味しさというのは、実際自分で、口に入れ、咀嚼し、飲み下して、食後、暫く経ってみないと、結局のところわからない。

そういう意味で、尚更、豚カツ屋の看板が掲げてあれば、やはり豚カツを戴くべきであろうと、誰しもが思うのであろうが、美味しい豚カツに特化した御店というのは、実際、他にも、なくはない。

だから、いくら店主が、ウチは豚カツ屋だからと言い張っても、いかに世間的には、豚カツ屋として名が通っていようとも、個人的には、優れた洋食屋として、その記憶に留めつつ、近隣に所用のある際には、忘れず立ち寄り、コロッケだけでも持ち帰りたい、実際、そんな貴重な、豚カツ・・・ではなく、洋食屋さんである。

とんかつ ひろ喜 とんかつ / 徳庵駅
夜総合点★★★★ 4.5