トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

メガトロンの復活

2011-03-06 23:25:43 | TF・アニメイテッド

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ごきげんようでござる!

2010年展開の「トランスフォーマー アニメイテッド」のメガトトロン(TA-06、メガトロン、3780円)の声優に若本規夫氏であることを聞いたとき「反則だ~」と思ったものでござる。

若本規夫氏と言えば、TVアニメしかみないファンの間ではトランスフォーマー史上初めてコンボイ(GD-07、フレイムコンボイ、4000円)とメガトロンを演じた声優で説明がつくものでござるが・・・ 実は2005年玩具展開の「ロボットマスターズ」のDVDにてリバースコンボイリバースメガトロン(RM-24、リバースコンボイ、1680円)を演じた斉藤次郎氏が初だったりするでござる。 (笑)

しかしまあ、印象的には若本規夫氏の存在感は圧倒的でござる!

ちゅー事で今宵は新たなボディ(?)を得て復活したディセプティコン破壊大帝、メガトロン(TA-26、メガトロン ライト&サウンド、7140円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は2008年に海外で販売されたリーダークラス版メガトロン(メガトロン・アースモード)のメタリック塗装品でござるが、電子音ギミック(単三乾電池2本使用)が英語より日本語に変更されており、しかも音声はTVアニメと同じ若本規夫氏と云うファンには嬉しい商品だったりするでござる!

そう、同じく音声ギミック内蔵商品で2000年に販売された「トランスフォーマー カーロボット」版ファイヤーコンボイ(C-001、スーパーファイヤーコンボイ、4980円)等の場合は、アニメの第一話放送と主力商品の販売に合わせる為にアニメ版の声優と異なる商品になってしまった訳でござるが、本品の場合登場話数が遅かった為にTVアニメと同じ声優で商品化できた事はTVアニメ連動商品としては大成功だったりするでござる。

なお、本品にもSEGAゲーム筐体対応のカードが1枚付属するでござる。

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さて、本品のヴィークルモードは歴代メガトロン商品では初となる戦闘ヘリ(ツインローター式ガンシップ)でござるが、TA-06版メガトロン・サイバトロンモードのヴィークルモードである宇宙船のシルエット(アニメデザイン)に似たようなデザインで仕上げられているでござる。

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まあ、とりあえずコクピットとローターを付けた事で地球製(?)ヴィークルに擬態したデザインでござるが、やや面白みに欠けるデザインでござるかな?

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商品自体はツインローターが手動で左右連動して回転したり着陸脚が収納式(?)だったりするのでござるが、迫力のリーダーサイズで大きいぶん単純なデザインと造形が目立ってしまい大味感が隠せないないのでござるよな?

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なお、ライト&サウンドギミックはヴィークルモードでローターの回転音とコクピット部分が発光・点滅する訳でござるが、単三乾電池2本を収納する電池BOXのカバー取り付け方法が珍しい形状でござる。 ・・・しかし、ネジ止め位置が外しにくい部分に設けられているのが問題でござるかな? (笑)

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ミサイル発射ギミックも融合ハノン砲をスライドさせてミサイルをセットする凝った仕掛けでござるが、付属ミサイルは1本のみなうえにスライドアクションもイマイチ意味をだしていないでござる。

そう、商品サイズを考えれば予備ミサイルの収納やミサイル連射ギミックなども仕込めたと思うのでござるよな?

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「メガトロン トランスフォーム」

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ロボットモードの変形に合わせて変形音が鳴るでござるが、翼と肩に連動変形変形ギミックが採用されているものの簡易な変形方法の為に面白みにかけるかもしれないでござるかな?

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しかし、サイバトロンモードが劇場版メガトロン(MD-07、メガトロン、6825円)を元にデザインされていたのに対してアースモードはG1版メガトロン(16、メガトロン、2300円)を元にデザインされているのが面白いでござる。

ちゅーか、拙者的にはG1メガトロンと云うよりも1991年日本展開の「ザ★バトルスターズ]版スーパーメガトロン(未販売)に雰囲気が似ていると思うのでござるよな。

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ロボットモードでは胸部のディセプテコン軍団オエンブレムを押す事で、口が開閉して目と胸部が発光・点滅し、「俺はメガトロン!」

「メガトロン トランスフォーム」

「フュージョンキャノン」のセリフを再生するでござる。

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ただ・・・ 一応悪のディセプティコン破壊大帝なのでござるから、胸部のエンブレムは発光ギミックゆえにクリアモレッドを使用せずクリアパーツの上からで塗装して欲しかったでござる。

そう、赤いディセプティコンのエンブレムだと正義のディセプティコン軍団なのでござるよな。 (笑)

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まあしかし、ソコは大目に見るでござるかな。

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商品的に問題なのは内股と首と腰に回転軸が無い方が残念なのでござるよ。

まあ、G1時代の玩具を思えば些細な欠点でござるよな。 (笑)

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なお、融合カノン砲は左腕にも取り付け可能でござる。

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さて、メガトロンの性格設定はディセプティコン軍団の頂点に立つ恐怖の破壊大帝でござるが、力のみに頼らず策略を張り巡らして他人を利用する話術に長けていたりするでござるな。

能力値は体力(10)、知力(10)、速度(10)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(9)、火力(10)、技能(9)で武器は融合カノン砲とツインブレードでござる。

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まあ、TVアニメ本編のメガトロンを見る限りでは完全に詐欺師な喋り方なのでござるいが若本規夫ボイスのおかげで随分と得をしているキャラクターでござるよな。

やはり悪のリーダーは声が命だと思うでござる。

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そう・・・ 本品は多少大味な商品でござるが、TVアニメと同じ音声ギミックちゅー事で欠点をチャラにしている商品でござる。

まあ、子供だまし(?)な音声ギミックと云えども欲を言えばセリフのパターンも10種ほど欲しかったでござるよな。 (笑)


重力に引かれし魂

2011-03-04 16:10:51 | 劇場版・TFR

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一般市場ではキャラクターに好感をもてるようにディフォルメ化する場合が多いでござる。

特にデザインが複雑だったり可愛らしくもないキャラクターをディフォルメすると元デザインとのイメージギャップで可愛らしく見れたりするのでござるが・・・

結局のところ、「ディフォルメはデザイナーのセンス」ひとつで印象が変わってしまうものでござるな。

今宵は2009年にタカラトミーより販売された劇場版「トランスフォーマー /リベンジ」よりグラビティボッツ版バンブルビー(GB-02、バンブルビー、2415円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は重力を利用した一発変形ギミックを搭載したグラビティボッツ商品で、映画本編に登場するオートボット戦士、バンブルビー(RA-03、バンブルビー、2415円)を元に商品化された商品でござる。

パッケージは海外販売使用と同じ台紙を使用したブリスターパック仕様でござるが、日本では対象年齢3才以上の低年齢層向き商品と設定した為に日本語表記の中台紙を使用しているでござる。

しかし、低年齢層商品で有れば海外販売の大使は使わず全面日本語表記で日本の子供にアピールできる台紙を採用するべきはずなのに、英後表記の為に敷居を高くしている感じがあるでござる。

そう、別の見方をするのであれば、英語表記はカッコイイと思わせている節もあり、低年齢層の子供よりファッション雑貨感覚の大きな子供を狙った商品ぽいでござる! (笑)

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商品のヴィークルモードは可愛らしくディフォルメされており、低年齢層向け商品らしく安全性・耐久性は高いでござるな。

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なるほど、商品設計としては低年齢層向けで間違っていないのでござるが、販売戦略が間違っているでござる!

本品は海外パッケージを使用し舶来のイメージを埋めつける何10年前の販売戦略に等しく、目の肥えた昨今の日本人為はパッケージで騙される御仁はそうそういないはずでござる。 第一、ロボットモードで収納された状態を見れば第一印象で購買意欲が沸くかどうかも怪しいでござるよな。

同じパッケージ詐欺による販売戦略を狙うのであれば、ヴィークルモードで収納するべきでござる! (笑)

まあ、パッケージ詐欺ができない米国市場に習うのであれば本シリーズの日本販売は当初から無理と判断するべきなのでござるよな・・・

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しかしまあ、本品の重力を利用した自動変形ギミックは一見の価値があるでござるが・・・

「1秒変形! キミにも出来る! すぐ出来る!」のキャッチコピーはバカにされているような気分になるのに加えて、本品には日本語表記による「正しい遊び方説明書」が付属するのでござる。

猫でもできる横に倒すだけの変形で、説明書もないもいらないと思うのでござるが・・・ そこまでバカに基準を合わせるべきなのでござろうか?

一昔前の海外販売商品と同じようにパッケージ裏に変形方法を記すだけで十分な気がするでござるよ?

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しかしまあ、一発自動変形を優先した結果、ロボットモードは残念としか言えない造形であり、ロボットモードだけを見て購入意欲を沸かすのは難しいでござる。

せめて販売価格が1000円以下なら勝機もあるのにデラックスクラス商品と同等だとドチラの商品を買うのかも決まってくるでござるよな。

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う~む・・・ タカラは元々ディフォルメ商品の強いメーカーだったはずでござるが、ことトランスフォーマーに関しては変形ギミックもあり秀作に恵まれていない現実があり、本品ももうすこしアレンジできなかったものかと残念に思うのでござるよ・・・

しかも、本品の頭部造形は無駄によく出来ている為にボディとのバランスが場違いなのでござるよな。

コレはスポーツ選手等の顔だけリアル造形のディフォルメフィギュアと同じ感覚なのでござろうか? (笑)

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まあ、本品のディフォルメセンスは日本人感覚とは異なる事は間違いないでござるな。

とくに日本人男児にアピールするディフォルメであれば、せめて某SDガ〇ダム調のディフォルメ加減が調度いいと思うでござる。

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まあ、ディフォルメデザインを無理に変形させる必要はないと思うでござるがトランスフォーマーは変形してこそトランスフォーマーなので難しいでござるよな。

アニメイテッドのデザインで低年齢層向けディフォルメ商品を販売しておいた方が良かったと思うのでござるが、現タカラトミーはイロイロと販売チャンスを逃しているのが残念でござるよな・・・


豹柄

2011-03-02 19:00:14 | TF・DEVICELABEREL

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ごきげんようでござる!

電子ギミック内蔵玩具の場合、単純に光って鳴る等のギミックで事足りると思うのでござるが、玩具開発者としては技術の高さを証明する為に玩具の枠を超えて実用ギミックを備えた玩具が市場に出回る事になるでござる。

しかし、実用機能を備えた玩具が大ヒット商品になった事は稀で、ほとんどは話題を振りまく為のピーアール商品だったりするでござる・・・

ちゅー事で今宵は実用機能を搭載した「トランスフォーマー デヴァイスレーベル」よりUSBメモリに変形するデヴァイスチータス(デヴァイスレーベル、デヴァイスチータス(3990円)の紹介でござる!

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本品は2010年5月に販売されたでござるが、商品自体は2009年10月に販売されたデヴァイスレーベル商品デヴァイスジャガー(デヴァイスレーベル、デヴァイスジャガー、3990円)の成型色変更品でタイガトロン(デヴァイスレーベル、タイガトロン、3990円)に次ぐ3色目の商品でござる。

なお、付属の説明書(保証書)はデヴァイスチータス専用でござるな。

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本品の電子部品部品は㈱東芝が担当しておりタカラトミーとの共同開発商品という事で販売されているでござる。

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商品のコネクタ部分はレバー操作で収納でき、2GBのUSBメモリとして使用出来る外にデヴァイスチータスのデスクトップアクセサリーが搭載されているでござる!

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商品はビーストモードにのみ変形する設計でござるが、雰囲気は大変良いでござるよな。

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商品はデヴァイスジャガーの成型色変更商品でござるが、全く違和感がないでござる。

拙者的にはデヴァイスレーベル版タイガトロンよりも似合っていると思うでござる。

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なにより本品の可動範囲は猫好きには嬉しい設計で数ある猫系トランスフォーマーのなかでも完成度が高いでござる。

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商品としてはオススメしたいところでござるが、販売価格3990円が考え物なのでござるよな?

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実際USBメモリ実用機能が無ければEZコレクション並みの販売価格で販売できそうな商品だけに、ちと手を出すには敷居が高そうな感じがするでござる。

まあ、本品の場合は日本限定販売であり、米国販売であれば先ず販売価格的にNGな商品でござる。

そう、どちらかといえば本品は話題性最優先でござるが、万人に売るつもりはなく、少々販売価格は高くともファンならば買うを見越したコレクター向き商品なのでござるよな。

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普通に実用ギミックが無く低価格帯玩具として販売していた方がユーザー側の評価が上がると思うのでござるが、販売数も少ないようなので魅力を伝えきれない商品の一つでござるな。

お蔭で拙者もタイガトロンの再販待ちだったので結局3種揃える事ができなかったでござる・・・

そう、本品は2010年の「日本おもちゃ大賞・キャラクタートイ部門 優秀賞」を受賞したようでござるが、その実関を表にださないまま先行話題性だけで商売をしてしまった残念な商品でござる。

ホント書籍とかDVDなら受賞で重版もありな市場に加えて、TVアニメとのタイアップがない商品ゆえの販売期間の長さを活かせないタカラトミーの商売の下手さには関心するでござるよ!