ごきげんようでござる!
日本と米国では文化の差により、好みが別れる為に、お国柄に合わせた販売戦略を行なっているハズなのでござるが・・・ たまに・・・的外れな販売戦略もあるでござる。
まあ、最近のタカラトミーは外してばかりでござるが・・・ (笑)
ちゅー事で、今宵は海外で販売されたデストロン側、唯一のWカセットロンであるスクォークトーク&ビーストボックス(TFS通販、スクォークボックス、980円+2PTS)の紹介でござる!
本品は1988年に販売された、事実上最後のカセットロン商品であり、米国側の販売形態と同じく2個セット商品なのでござる。
日本では、基本的にカセットボット/カセットロンは、単品販売であり、1987年度の日本展開では、ツインキャスト(C-116、ツインキャスト、2980円)や、サウンドブラスター(D-101、サウンドブラスター、2980円)の登場ににより、カセットを2枚収納できるWカセットにより、2枚のカセットの特性を活かした2体合体商品も登場したでござる。
しかし、1987年度はサイバトロン側のみ、Wカセットボットは販売され、しかも海外では未販売なのでござる。
そう・・・ 1988年に米国で待望の新作カセットロンが販売されるも、サウンドブラスターは未販売なのでござるな。
う~む・・・宝の持ち腐れでござるな・・・
しかも、日本では「超神マスターフォース」にシフトが移行して、旧商品は絶版となるのでござるよ。 従って本品はTVアニメにも登場しないものでござるから、日本では通販扱いになるのでござるが、互換性の有る関連商品が同じ売り場に並ぶ事がなかった商品なのでござるな。
まあ、通販でも国内販売されたことには感謝したい一品でござる。
先ずは青いカセットテープ(マイクロカセット)に変形するデストロン翻訳兵、スクォークトークでござる!
スクォークトークは付属武器パーツを装着する事により、イーグル型ロボットに変形するカセットロンでござる。
スクォークトークは言語学に長けており、如何なる捕虜より情報を聞きだす通訳でござる。性格は御喋りで、喋り続ける迷惑な存在であり、彼の会話術こそが拷問だったりするのでござる。
商品は同じ猛禽類のコンドル(20、コンドル、680円)とは、翼の表現が異なる為に大きく見えるでござる。
なお、本品は他のカセットロン商品と異なり金属製パーツを使用していないでござる。
続いて、紫色のカセットテープに変形するデストロン尋問兵、ビーストボックスでござる!
付属武器を背負い、ゴリラ型のロボットになるでござる。
ビーストボックの性格は乱暴で、文字通りボディランゲージにより捕虜より情報を聞きだす尋問兵なのでござる。 まさに彼の言葉は肉体言語なのでござる。 (笑)
この頃は、ゴリラはデストロン側のキャラクターだった訳でござるな。
無論、本品にも金属製パーツは使用していないでござる。
とにかく、二人にかかれば、如何な捕虜でも口を割らなければならなくなる訳でござるな。
更に2人は、Wカセットロンの特長を活かして上下合体を行なうでござる。
それが、合体兵士スクォークボックスでござる!
一応は戦闘形態の人型ロボットなのでござるが・・・
見事なヌリカベ体型の薄型ロボットなのでござるよ。 (笑)
しかも、ゴリラが上半身・・・ ちゅーか・・・イーグルが下半身という珍しい合体例なのでござるな。
普通ならば、軽いイーグル系が頭部となるのでござるが・・・
米国では、猛禽類よりもゴリラの方が頭が良い動物なので頭になるのが当然の考えのようでござる?
なお、合体後のビーストボックスの性格ちゅーか・・・ ドチラに主導権が有るのか、精神が統合されるのはは語られていないでござる。 (?)
まあ、奇しくも日本ではサウンドブラスターと組み合わせる事ができたのでござるが、米国ではサウンドウェーブ(17、サウンドウェーブ、2980円)のみの組み合わせになった、ちと販売戦略を疑う商品でござる。
さて・・・ カセットロンの諜報能力は高い存在でござるが、単独移動に関しては苦労するようで、スクォークトークの様に飛べれば問題が無いのでござるが、ゴリラであるビーストボックスは、可也辛いようでござるな。 しかも・・・ チーム単位で行動となると、ビーストボックスは足手まといでござる。
ちゅー事で、考えてみたのが合体飛行モードでござる!
まあ、コレならばカセットテープ状態で飛行するよりも、納得できそうなデザインでござろう。
しかも、余剰パーツも出ないでござる。 (笑)
まあ、本品も再販に恵まれないカセットロン商品である事が残念でござる。
これはべらぼうなプレミア付いてそうですね。
カセットロンセットで復刻してくれないですかね。