拙者、スパイダーマンは嫌いでござる!
嫌いと言っても、アンチではなく、過去のトラウマでスパイダーマンが嫌いになっただけでござるから、ちゃんと評価できるところは認めたいでござるし、トランスフォーマーとのコラボ商品などには手も出していたでござる。
まあ、スパイダーマン単独タイトルの商品については購入する気は無かったのでござるが・・・
とうとう、映画「アメイジング・スパイダーマン」商品として販売された、フリップ&アタック(全4種)のスパイダージェット(フリップ&アタック、スパイダージェット、1299円)を買ってしまったでござる・・・ (?)
本品はハズブロより販売された映画に登場しない玩具オリジナル商品で、それ故か日本販売ではトイザらス限定で、映画公開日に先駆けた2012年6月22日に販売された商品で、海外販売のパッケージのまま、日本語表記のシールを貼りつけた商品でござる。
まあ、映画本編には登場しない玩具オリジナル商品と言えば、マニアックなのかもしれないでござるが、早い話が商品数を水増しする便乗商品で、公式販売されたパチモン的商品でもあるでござる。
しかしまあ、愛をもって本品を評価するのであれば、「愛すべきアメリカン馬鹿フィギュア!」であると言いたいのでござるよ!
商品の設定は記されていないでござるが、コクピットらしモノが造形されているので有人式の航空メカと思われるでござる・・・?
で、本品のギミックはチョロQと同じく引っ張って走らせ、自動的にロボットモードに変形して立ち上がるアクションギミックなのでござる!
そう!
本品の変形ギミックこそ、1984年(?)にタカが「ダイアクロン」商品として販売された爆転アタックロボ(2種4タイプ、各980円)であり、トランスフォーマーではジャンプスターターズ(全2種、日本未販売)として販売され、なぜか米国での人気が高く生産が追い付かないとの理由(?)で日本販売が見送られた商品の設計思想を継ぐ商品なのでござるよ。
ロボットモードのデザインもスパイダーマンを基本にアレンジしつつも、何処かダイアクロン系ロボットのようなシルエットで、一目見て元なたが分かる出落ち的なデザインに惚れてしまい、つい衝動買いしてしまった1品でござる。 (笑)
そう、わざわざ等身大ヒーローのスパイダ-マンを巨大ロボにアレンジする意味が無いと思うのでござるが・・・
スパイダーマンだからこそ、スパイダーマンの姿でデザインしないとスパイダーマン商品として販売できない大人の事情があり、原作未登場のオリジナルロボット玩具の弱さでもあるでござる・・・
まあ、日本だと東映版のレオパルドン(GA-90、DXレオパルドン、2800円)が有り、玩具的には成功したものも存在自体は黒歴史だったりする存在で、日本だと玩具を売るために原作にないモノを劇中に登場させて販売させるのに対して、米国では玩具を売るために、原作に登場しないものまで販売して、作品事態を守ってイマジネーションを広げていたりするのでござるが、昨今は都合のいいように編集されており原作重視よりもネームバリュー重視に変更されているでござるよな。 (笑)
そう、拙者がスパイダーマンを嫌いになった理由の一つに、レオパルドンの存在があり、今でこそ大人の事情で毎回登場しなければならない理由も理解できるのでござるが、当時は苦痛で、スパイダーマン好きの先輩にスパイダーマンを褒めるだけの感想文を書かされるのでござるから、面白くないモノに、面白いとしか言えない上下関係だったでござるからストレスが溜りまくりで、スパイダーマン嫌いが完成したでござるよ! (笑)
今思えば、そんな経験故に、拙者がどんなチープTOYでさえも良いところを見つける感性を生じさせた先輩には感謝するべきでござろうな。
さあ、本品のロボットモードの完成度は変形ギミック上両腕だけだったり、背面は塗装されていない手抜きだったりするでござるが、ロボットのアレンジ方法が昨今の部品が多い細身のロボットでは無く、一昔前のアレンジであり、股間のコクピットや全体的なプロポーションも悪くはない魅力的なデザインでもあるでござるよ。
スパイダーマン本来のイメージとは異なるでござるが、元ネタの爆転アタックロボにイメージが近かった事が、拙者のパチモン好きに火をつけた一品なのでござるよな!
むろん、拙者的には一発ネタ的なパチモンティストが魅力であり、同じデザインでも大型で可動箇所が増えてしまうと必然的に魅力のない商品になってしまうでござるな。
まあ、残りのシリーズ三体に手を出すか悩めるところでもあるでござるが・・・ スパイダーマンのアクションフィギュア自体は購入する気がないでござる。 (笑)
が、次回のトイサらスに買い出しにいく時に売れ残りが有れば何か購入するでござろうな?