ごきげんようでござる!
前回は怖ろしく簡単な変形の赤いスポーツカーだったので、今宵は説明書を見ないと変形が難しい赤いスポーツカーで、2000年に販売された「トランスフォーマー・カーロボット」のサイバトロン爆走騎士、スーパースピードブレイカー(C-026、Sスピードブレイカー、1800円)の紹介でござる!
本品は同作品のスピードブレイカー(C-004、スピードブレイカー、1800円)の成型色変更品であり、スピードブレイカーがスパークエンジンによりパワーアップした姿でござる。
トランスフォーマーに限らず、タカラ商品では同型でも色が違えば別人と云う約束が有ったのでござるが・・・ 本作品では色変えによる安易なパワーアップで商品の同一キャラによる使いまわしを米国に教えてしまった忌々しい作品であり、以後続々とパワーアップとか別仕様として堂々と成型色変更商品が売られる事になるのでござる。
まあ、流石にタカラもマズイと思ったのか(?)、ヴィークルモードでブリスターパックにパッケージングされていた商品を、パワーアップ版ではロボットモードでパッケージングし、ヘッダー付BOX仕様に変更され、付属カードもミラー仕様になったでござる。
しかも! 説明書の表記は、Sスピードブレイカーに改められているのでござる。
う~む・・・ 現在のタカラトミーにも見習ってもらいたいものでござる。 (笑)
さて、スピードブレイカーと言えば!
カーロボ3兄弟の自由気ままな末弟で、赤い車を見ては興奮し、任務中でもナンパする変態でござる。
パワーアップの定番が赤色化とはいえ、赤い車好きのスピードブレイカーが赤いボディを得るとは、因果というか・・・ 本望なのでござろうか? (笑)
ヴィークルモードはダッジバイパー風のスポーツカーで、付属武器等は車内に収納でき、余剰パーツを出さない設計であり、ビーストウォーズ商品の技術を活かした商品でござる。
米国を代表するダッジバイパーで思い出したのでござるが、ウソか真か、米国では赤い車に乗るとドライバーの気が高まるらしく、事故率が多くなるので、車両保険の掛け率は割高になるらしいでござる?
う~む・・・ 分からなくも無い理由でござるが、本当の事でござろうか?
まあ、トランスフォーマーでは赤いボディで炎のマーキングを入れた輩は、「いかれ暴走族」が多いのも事実でござるな。 (笑)
ロボットモードの変形は複雑であり、説明書が無いと折畳み方が分からない商品でござるが、基本は外装の中にロボット本体を収納する所謂「ガワ変形」でござる。
御蔭で従来の自動車系オートボットとは異なる左右非対称の大胆なシルエットを得た野心溢れるデザインでござる。
外装パーツはクリアー成型により、塗装することで質感を高め、武器類は全て収納可能とする設計は以後のトランスフォーマーに多大な影響を与え事になるでござる。
付属武器のエクセルボウガンは、スプリング式でミサイル(排気管)を射出可能でござる。
金メッキされたドラグセイバーは持ち方により、近接戦闘用の武器として使用できたり、ハンドガンとして使用できる武器でござる。
商品は造形、可動共に満足のいく商品でござるが・・・
ボールジョイントが緩くなるとポーズの保持力が無くなったり、立たせにくくなる場合もある欠点を抱えているでござる。
遊びすぎには注意でござるな。 (笑)
本品はトランスフォーマーの可能性と、塗装によるカラーバリエーション重要性を知らしめる事に成功した商品であり、TVアニメの連動にも成功した商品でござるな。
ただ・・・ 惜しむらくは・・・ 拙者は「トランスフォーマー・カーロボット」を未見なので、TVアニメで動いている彼を知らない事でござるな。 (笑)
従って・・・ TVアニメを見ていた御仁とは彼の印象が異なるかもしれないでござる。
さて・・・
実は・・・ 今回、写真に収めている作業で気がついたのでござるが・・・
Sスピードブレイカーのヴィークルモードって・・・
某ピクサー製作の映画の主人公に似ていないでござるかな?
そう・・・ あの映画を見たときに、変形しないトランスフォーマー(?)なイメージがあったのでござるが・・・
トランスフォーマー・ディズニーレーベル(仮)が展開される・・・
ちゅー事は・・・ 赤いスポーツカーの主人公がロボットモードに変形する商品も販売されるかもしれないでござるな。 (笑)