ツアーで四国カルストの山を歩いてきました。
大阪南港からフェリーで東予港に着いたのは朝6時。抜けるような青空のもと天狗高原から天狗の森、黒滝山を経て大引割りに向かいました。
国の天然記念物である大引割りは長さ約80m、幅3から8m、深さ20m以上、またすぐそばには小引割は長さ約60m、幅5m、深さ約30mの亀裂が走っていると案内されました。
大地を東西に引き裂く2本の大きな亀裂で有史以前の地殻変動か地震で出来たらしく、まさに大地を引き割るようにポッカリと開いた穴は不気味で恐る恐る覗き込んでみました。
ヒメシャラ並木の美しさや、シラキの紅葉にに息をのみながら歩いていると、道端にキッコウハグマが小さな花をつけていたり、黒滝山固有のクロタキカズラが岩や木に絡まっていたり、可憐なリンドウやヤマラッキョウが咲いていたりしてとても快適な一日になりました。
ただ、遠くに見える鳥型山は石灰を取るために切り取られ、雪が降ったように白くなった無残な姿はとても痛々しく感じられ、人類の発展のためには致し方のないことかもしれませんが、人間ってこんな事していて良いのかと思わずにはいられませんでした。これからどんな姿になっていくのでしょう。
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