お待たせいたしました。ご注文いただいた日から頭の隅から離れなかったこのバッグ。やっと出来上がりホッとしています。といいますのも、定番のG型バッグをベースに、5㎝高く、中仕切りをつけて、両サイドに手のひらサイズのポケット、ベロがほしいなどのご要望にどのように対処できるか少々考える時間が欲しかったのです。また、体調が良くなった現在、優先的に遊びをいれてしまい時間的な余裕が無かった事も制作に時間がかかった要因のひとつです。状態の良い酒袋で作りましたので、あとはお気に入っていただけるかどうかが問題です。
(中仕切り、ベロ、ファスナーポケットの付いた中袋)
いよいよ明日から作品展。18日に作品を搬入に行きましたが、今回はこだわりを楽しむというテーマの4人展。他の方たち3人の力作に気押されされながらも、自分なりの作品を展示できる事を嬉しく思いました。
作品展に向けて、少しでもいい物を作りたいと頭の中はその事でいっぱい。ただ、奇抜なものやオブジェのようなものは作りたくないし、作れない。やはり実用的なもので一味違うものを、と考えると単純なものになってしまい斬新さに欠ける。そのジレンマとたたかいながら素材、仕事内容だけはきっちりと自分の満足いくものになっていると自画自賛。
このショルダーバッグも以前作り好評だったため、リニューあるして再登場させました。同じ大きさの二つのバッグですが布や革の使い方で表情が違います。前につけたポケット部分に柿渋染めした武者絵の幟を使い、後のファスナーポケットは少し浅くして物が取り出しやすいよう改良しています。
さあ、あとひとふんばり。無い知恵を絞っているうちに何か閃いてくれることを期待しながらがんばります。今回の作品展は少し期間が長いし(7月21から8月8日)~こだわりを楽しむ~というテーマでの4人展です。沢山の方に見ていただけるよう作品作りに没頭します。
(奈良市芝辻町2-11-1 ギャラリー風と心 0742-34-8898)
楽しくスイスの山を歩けましたが、面白いもの、何だろうと思うもの、ナンバープレートなどを掲載して終わりたいと思います。今回も快く送り出してくれた家族や、楽しく10日間を過ごしたメンバー、添乗の岡本さん、現地ガイドの山保さん、みんなみんなにお礼を申し上げます。ありがとうございました。
(下り専用 サドル、ペダル無し!) (手紙も運ぶバス)
(クラッシックカーにつけられたプレート)(日本製も活躍中)
(しばらく待ってね!)
(牛乳、チーズおいしかったわ)(アルペンドール カラスではありません)
さあ、今日から現実に戻り7月21日からの作品展に向けてラストスパートです。
(奈良市芝辻町2-11-1 ギャラリー風と心 0742-34-8898)
6月24日、スイスでの最終日、最高の晴天。ホテルからゴンドラを乗り継ぎ、3883mのクライン、マッターホルン展望台へ。標高が高くなるにつれ、氷河の向こうに低く、近くマッターホルンが見えてきます。
ここは3883m。遠くにはモンブラン、目の前には4146mのブライトホルン。360度の大パノラマです。展望台の下からは沢山のスキーヤーが氷河に向かって滑り下りていきます。そばにはこんな看板が・・・氷河のクレバスにはご注意を。
それからゴンドラで下り、2583mのシュバルツゼーに行き、そこから最終のトレッキング。晴天の中マッターホルンを眺めながらおにぎり弁当をいただき、元気百倍、いよいよ下山開始。でも、あまりに山が、花が美しすぎて、楽しすぎて、写真を撮ったり山を眺めたり時間ばかり過ぎていきます。
下るほどにマッターホルンの形が写真で見慣れたものとは変わってきます。
フーリからゴンドラでツェルマットに帰る予定でしたが、工事中のため迂回することになり、そのままツェルマットまで歩いて帰ることになりました。少し疲れはしましたがお花畑の中にある古い民家や、前日に歩いたリッフェルアルプを見ながらのトレッキングは楽しく、一日中マッターホルンと過ごせた事が信じられないほど幸せな一日でした。
6月23日、2500mにあるリッフェルベルグの山岳ホテルを遅めに出発。といいますのも早朝のゴルナグラート鉄道は登山客、観光客でいっぱいでゴルナグラート展望台も混雑しているというおそれがあり、時間を遅くしてくれたのです。3089mの駅に着くとそこはガスの中。ホテル、レストランからさらに3135mの展望台に向かいガスの切れるのを待っていると・・・ドーンと現れたマッターホルン!!
世界的に有名なこの展望台では、いろんな国の言葉が飛び交っていました。山岳救助犬のセントバーナードは観光で活躍中の様子、犬好きの私は思わず沢山写真を撮ってしまいました。私たちには寒く感じましたが、彼らには暑いのでしょうか、かなりぐったりしているようでした。体重は90kgほどあるそうです。
展望台の少し下で沸かしてくれたコーヒーで昼食を取り、いよいよトレッキングの始まり。雪の中、鉄道に沿って下るうちに草原地帯になり、マーモットの巣穴がある地帯になりました。ガイドの山保さんが見つけてくれた巣穴には!!マーモットがいました。そーっと、そーっと近づくと2匹のマーモットがじゃれ合っていました。すぐ横の急斜面を電車が通過しているのを気にする様子もなく・・・
(山保さんに戴いたCDRから引用したマーモット)
(リフェルベルグで見つけた巣穴) (すぐ横を走る山岳鉄道)
6月22日、ホテルの窓を開けると雪! ケーブルを乗り継ぎ世界遺産のアレッチ氷河を見、そこからトレッキング開始。
ユングフラウヨッホから見たアレッチ氷河を今日は反対側の下流から眺める事になりました。ケーブルを下りるとそこは雪国。氷河の展望場所まで徒歩1~2分。ガスが深く氷河はなかなか姿を見せてくれません。が、そこは山旅人のよいところ。ガスが切れるまで気長に待ってくれます。(何と、寒さに震えながら1時間ほど待ちました!)すると、こんな素晴らしい絶景があらわれたのです。
いったんケーブル乗り場に戻り、そこから下の町までトレッキング。雪道を下り、眼前の雄大な山々を眺め、マーモットを探し、花を愛でながらの楽しいトレッキングでした。
6月21日、4泊したグリンデルワルトをあとに、ケーブルを乗り継ぎゲンミ峠を越え、ロイカーバードに下り温泉入浴、ベットマーアルプに向かいました。
ゲンミ峠への道はシャーロックホームズも歩いたといわれており、氷河を頂いた山々を見ながら整備されたハイキング道を気持ちよく歩けました。ただ天候はあまりよくなくて、周りの山は昨夜降ったと思われる雪が白い花の群生のように見えました。
パンフレットやガイドブックで紹介されるスイスは、青い空の下お花畑の中を山岳鉄道が走っているものや、ハイジの世界を連想させるかわいらしい建物と、果てしなく続く草原やお花畑ですので、このようなスイスを体験できたのもありがたいことでした。
(ロイカーバード) (プール)
(ベットマーアルプにある教会)