手作りバッグ・玲

酒袋などで作ったオリジナルバッグ

散々だった白馬三山

2013-07-31 20:11:21 | 山歩き

7月28日白馬三山登山に出かけました。

予定では28日猿倉荘泊、翌29日は白馬槍温泉経由で天狗山荘泊、30日は白馬槍ヶ岳から杓子岳、白馬岳を歩いて白馬大池泊。

最終日の31日は栂池に下り大阪に帰るというコースでした。

ところが28日猿倉に着いた頃から天候が急激に悪化し始めました。

それでも当日は山荘周辺に咲くヤマアジサイの写真を撮るなど多少の余裕はありました。

翌日の29日は朝から雨。歩き始めからレインコートを着ての山歩きは嫌なものです。

高度を上げるにつれて、ますます雨はひどくなってきました。

雪解けに咲く花を見るのも楽しみで厳しいコースを承知で参加したのですが、花をめでる余裕もなく滝のような登山道をひたすら登りました。

これだけの豪雨では天狗山荘までは無理だろうとガイドの判断で、白馬槍温泉に泊まることになりました。

まだ雪渓が残っているとのことでアイゼンは用意していましたが、降りしきる雨の中でザックからアイゼンを取り出しつけるのも一苦労です。

落石を気にしながら大急ぎでいくつかの雪渓を越し、最後の急な雪渓にかかるとかなりばてているのが分かりました。

もう少し、もう少しと奮い立たせながら20歩登っては休み、また20歩。小さな赤い旗竿が雪渓の目印。雪渓はお世辞にもきれいとは言えない薄汚れた雪の塊。そんなことを考えながら歩くこと出発から5時間ほどで槍温泉に着きました。

           (私の前を歩くガイドの高野さん)

                 (白馬槍温泉小屋から見下した雪渓 ここを登ってきたのだ!!)

小屋に着くと下山を止められた登山客であふれていて、軒下には雨に濡れたレインコートなどが隙間なく架けられていました。

ザックカバーやレインコート、スタッフザックはあまり用を足していなくてかなりザックの中までぬれていて気持ちの悪いこと!

湿度100パーセントかと思われるほどでぬれたものが乾くとは思われませんが取り敢えず水気だけでも切りたいので持参の紐を張り濡れたものをぶら下げるのが小屋についての初仕事。

その夜はひどい雨と風の音でなかなか眠れませんでした。

翌30日、天候が回復すれば少しハードな行程になるが白馬大池まで行こうと言っていましたが望みが薄そうなので急遽下山し帰阪することになりました。

昨日あんなに苦しい思いで登った道を4時間かけて下り、八方温泉で入浴、乾いた衣類に着替えると人心地がつきました。

今日は朝から山でぬれた衣類やザック、靴など大量の洗濯物に追われました。

中央アルプスの事故等を耳にすると、登山途中で引き返した残念さよりも安全であったことのありがたさに感謝しています。

これからも安全を心がけ、楽しく山を歩きたいと思います。(散々は三山のしゃれですよ!!)

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刺繍のバッグー2

2013-07-27 17:19:28 | 手作りバッグ・玲

今日も刺繍のバッグを紹介します。

今回は同じ革を使ったバッグでどちらもやや大型のものです。

形も大きさもある程度指定されていますが、布のサイズではご指定通りのものが作りづらく頭を悩ますところです。

最初のバッグは折角の刺繍をできるだけ全面いっぱい使いたいし、角の補強のため革を使いたいなどデザインと実用を両立させたいと考えました。

またこの刺繍はとても手が込んでいてカットワークされた部分があり、接着芯は使えないのでどうするかなどかなり頭を使いました。

次の作品の刺繍は一枚の絵画のようで、どの部分も欠けることなく作者のイメージ通りの絵をバッグの上に載せたいと思いました。

二点ともとてもいい革を使ったので長らくご使用していただけると思います。

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刺繍のバッグ

2013-07-24 19:34:43 | 手作りバッグ・玲

刺繍の先生から秋の展示会用にとバッグ作成の依頼があり、山歩きの合間を縫って作品作りに励んでいます。

一枚一枚丁寧に施された刺繍布を前に、失敗が許されないというプレッシャーと、少しでもお気に入っていただけるものを作りたいという思いで真剣に取り組んでいます。

最初の作品はヨーロッパのどこかの町の一角なのでしょうか。楽しげなカフェが私の旅心をくすぐります。

また次の作品は深い闇から浮かび上がってくるようなイメージのするバラ。濃紺の革を使い個性的なものになったと思います。

刺繍の先生の許可を頂いていますのでこれから暫時出来上がった作品を紹介していこうと思います。

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藤原の宮跡に咲くハスの花

2013-07-23 12:59:07 | 日々の出来事

7月19日、橿原市に住む母を病院に連れて行きました。その帰り少しドライブして気分転換してもらおうと思い立ちました。

当日の夕方は涼風もあり高齢の母でも外に連れて出られそうだったので、思い切って藤原京に連れて行きました。

連れて行ってあげてよかった!

藤原京の片隅に作られているハス池には何種類かのハスが夕日に映えて咲いていました。

中でも古代蓮はひときわ鮮やかに思えました。

手をつなぐとまだ歩ける母に来年もつれてきてあげるね、また来ようねと言うと力強く握り返してくれました。

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台高山脈の高滝を目指して

2013-07-14 20:20:38 | 山歩き

7月13日歩こう会の行事で高滝を目指して歩きました。

ここ数日の猛暑でさすがに山歩きは控えていましたが、川音を聞きながらの山歩きは気持ちの良いものでした。

高滝は池小屋山に登る途中にある滝で10年ほど前に通ったところです。、

三重県と奈良県の県境の大高山脈を源流とする宮の谷沿いにある登山道は昭和50年の国体コースとして整備されています。

ただ整備された登山道とは言え時間の経過とともに、鉄製のはしごが錆びていたりして危険個所も何点かありました。

また、ここ最近の特徴である集中豪雨のためかルートが分かりづらいところもありました。

この時期は山ヒルがたくさんいるのが心配でしたが、晴天続きだったので思ったほどではありませんでした。(メンバーの男性は集中攻撃を受けたように何か所も噛まれていて気の毒でした)

ヒル避けにスパッツを付け、よく足元を見ながら登り進むこと約100分、滝に着きました。途中ツリフネソウが涼しげに咲いていました。

高滝は落差60mともいわれ、滝壺近くに行くと水しぶきが激しく岩肌にはイワタバコが見事に群生していました(開花はもう少し先のようです)。

岩肌に取り付けられた登山道

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