手作りバッグ・玲

酒袋などで作ったオリジナルバッグ

山岳修行の山 伊勢山上を歩く

2010-03-28 20:41:54 | 山歩き

小さな岩壁と岩場の連続する山岳修行の行場である伊勢山上は、なかなかスリリングで少しの不安はありましたが無事下山できほっとしています。

飯福田寺(いぶたじ)から時計回りに登りはじめ、最初の行場、固定したクサリのついた岩場油こぼしを越すと本堂に着きました。来た道を少し引き返し数箇所の岩場を越します。ガイドさんの張ってくれたロープに、ハーネスにつけたカラビナを通し、安全を確保されながら次々と岩場を越したりクサリ場を下ったりと、普段使わない筋肉を使ったので翌日はかなり腕に筋肉痛がありました。

 

今回の山旅人のツアー参加者は8名で、殆どの人と顔見知り。久しぶりの山歩きでしたので、みんなに迷惑をかけないか心配でしたが、楽しく無事下山できた事を感謝いたします。

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酒袋のショルダーバッグ

2010-03-24 13:38:06 | 手作りバッグ・玲

このショルダーバッグは使いやすいと評判で、以前から革やゴブラン織りなどで沢山作りました。もちろん生徒さんも作られましたし、自分も使っていますが何故だかHPに掲載するものがなかったのに気付き、急遽酒袋で作り、やっとUPできました。

ご存知の方も多く、根強いファンもおられる酒袋です。日本酒を搾るという使命を終えて捨てられていた布がこんな形でバッグや、座布団、帽子などに蘇っています。今は骨董やさんなどで求めるしか出来ませんが、一枚一枚、表と裏の色が違いますし、今回のものは太い木綿糸で刺繍のように刺している酒袋に出会い、大切に使わせてもらいました。

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久しぶりの生徒さんの作品 幟(のぼり)と酒袋のバッグ

2010-03-15 21:02:37 | 手作りバッグ・玲

久しぶりのお稽古に来られたMATUDAさんの作品です。とても状態の良い濃色の酒袋はとても硬いので、裁断するにも縫っていくのにもかなり大変です。ご自分で柿渋染めした武者絵の幟を部分的に使い、お稽古用の手提げバッグにされました。

この形は以前にも作った定番のものですが、手紐を変えることによって随分雰囲気が変わりましたし、幟の部分が一点一点違いますので作るたびに感動を覚え、手づくりの醍醐味を味わっています。

         以前に作った同じ形のバッグたち

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モロッコ紀行ー6 雑記

2010-03-12 20:53:46 | 旅行

 27日マラケッシュの観光を終え、夕刻カサブランカに着きました。モロッコ最後の夜です。翌日は7時50分カサブランカ発、エールフランス航空にてパリで乗り換え、一路帰国の運びでした。

28日早朝3時起床、5時出発でカサブランカの空港に向かいました。ところが、パリの空港が強風のためクロウズされていて、何時飛べるか分からない。ここから悪夢が始まりました。

何時間も待ってやっとパリに着いたものの、空港ターミナルは飛行難民で溢れ、何時飛べるかわからない状態。やっと飛行許可が出たと言うので、広い空港をバスで移動し、シートに座り靴を脱いでリラックスし始めた時、この飛行機はキャンセルされましたと、たった一言のアナウンスでまたバスに乗せられ、空港に逆戻り。添乗員さんの懸命の働きでパリ市内のホテルで仮眠する事になりましたが、これまた大変。人、人、人でホテル行きのバスに乗るのも一苦労、ホテルについて鍵をもらうにも1時間半もかかる始末。結局朝5時ごろベッドに入り3時間ほどの仮眠の後、再び空港へ。26時間ほど寝ず、丸1日遅れの帰国でした。こんな経験は初めてですが、無事帰れ終わり良ければすべてよし。参加者の皆さんとも楽しく過ごせ、楽しく充実した旅でした。

       (何時飛行再開されるか分からない空港)

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モロッコ紀行ー5 アトラス山脈を越えマラケッシュへ

2010-03-11 21:25:30 | 旅行

25日アイトベンハッドを見学した後、アトラス山脈を越えてマラケッシュへ向かいました。車窓から見る景色は、バスが進むにつれて赤い砂の景色から、緑がだんだん現れる大変面白いものでした。また、川の近くの村で見た洗濯物を干している様子も何とも面白いものでした。

 峠を越えると景色は少しずつ変わってきます。途中、アルガンオイルを売っている店に立ち寄りました。アルガンの実をすり潰してオイルにし、化粧品や石鹸に加工しているようで、女性には魅力のシワがとれると言うので思わずアルガン石鹸を買い込んでしまいました。

                   (アルガンの実をすり潰す女性) 

 2月26日、マラケッシュから小型車に分乗し北アフリカ最高峰トゥブカル山(4165m)の山麓ハイキングに出かけました。ベルベル人の住むイムリル村から歩き始めます。白い雪を頂いた山々を見ながら、時々行き交うロバとすれ違いながらのトレッキングでした。 

昼食はベルベル人の民家でモロッコサラダ、砂糖たっぷりのミントティ、タジンなどです。村にある教会からはお祈りの時間を知らせる声が流れてきて異国情緒たっぷりです。

 

28日、マラケッシュの観光。バビア宮殿の当時の繁栄振りを今に伝える豪華なものでした。4人の妃や24人の愛妾の部屋のタイル、見張るものがありまた。

 

 最後にマラケッシュを語るジュマ・エル・フナ広場に行きました。昼間だったので大道芸人の数も少なかったけれど、サル使い、ヘビ使い、水売りなどの中を車、馬車が行き交う雑然さを満喫できました。フレッシュジュースも飲みました。

           (水売りのおじさんを盗撮?)

    

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モロッコ紀行-4 カスバ街道を移動しトドラ渓谷へ

2010-03-10 21:17:51 | 旅行

 

24日、砂漠の街を後にしてカスバ街道を西に移動。道沿いに沢山のカスバや村を眺めているうちに、切り立った岸壁の立ちはだかる峡谷、トドラ渓谷に着きました。

   (日干しレンガ)          (緑豊かなオアシス)

 

         (赤い大地に広がる村々と緑のオアシス)

             (アーモンドの花)

日干しレンガの家が広がるすぐ下には、緑豊かなオアシスが広がり畑を耕す人、たまにすれ違うロバ、生い茂るナツメヤシやオリーブの木、遠く雪を頂いた山々。桜の花に似たアーモンドが今を盛りと咲き誇っていました。

この日は、あまり人が行かないというケラ・ムグーナのホテル泊。設備は良くないよと聞かされていましたが、何の、私は十分満足できました。

翌25日、カスバ街道を更に西へ移動、保存状態の良いといわれるアイトベンハッドを見学した後、マラケッシュに向かいました。アイトベンハッドはモロッコの観光ガイドブックなどでよく目にする光景で期待値100%。

川の向こうにある斜面にある不思議な光景。高い城壁に囲まれたまさに城砦。川を渡るには徒歩か、ロバに乗るしかなく私たちはロバに乗りました。迷路のように入り組んだ道を、今は数家族しか住んでいなくて傷みがが進んでいる様子、修復された箇所などを見ながら歩きました。時が経てば砂の世界に埋もれていくような危うさと、自然に帰る掟のようなものを感じてしまいました。

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モロッコ紀行ー3 いよいよメルズーカ大砂丘へ

2010-03-09 22:25:14 | 旅行

2月22日アトラス山脈の峠2178mを越え、サハラ砂漠の入り口エルフードへ到着。四駆に乗り換えメルズーカ大砂丘に向かいました。雪の峠を越えると砂が多くなってきて、サバンナ気候に変わっていくのがよく分かります。

到着したのは夕刻で、砂漠の中のホテル泊。翌日早朝ホテル近郊で昇る朝日を鑑賞し、朝食。その後ラクダに乗ってオアシスまでラクダトレッキング。ベルベル人がラクダの綱を引いて歩いてくれるので安心です。約2時間のトレッキングの後砂漠の中のオアシスで昼食。

23日早朝、もう一度朝日を見に砂丘を登り始めましたが、何処も同じ景色で昨日のルートが見つかりません。その時、ベルベル人のアリさんがガイドを買ってでてくれ、昨日よりもきれいな朝日を見ることが出来ました。

  (アリさんと私)

  

 モロッコの通貨はDH(ディラハム)。1DHは約12~14円。アリさんが私に教えた言葉はサハ=疲れた、アウイタ=ギブ、ミーなど。

なるほどね、朝日を見たあとホテルに帰る途中で私たちは彼に20DHを渡した。(多いか少ないかは分からないが)彼のお陰で昨日より素晴らしい朝日が見えたし、ドリドリ(砂漠の狐)の足跡も見ることが出来ました。

砂漠は朝夕は冷え込むと言うので、セーターだのカイロだのを持って行きましたが思ったほどの寒さもなく、また昼間は猛暑かと思いましたが湿度が低いせいもあり暑さもさほど苦になりませんでした。

2泊したことで、フンコロガシが忙しなく砂の上を歩く姿を見て、なかなか健気と思ったり、朝に、夕に色を変える砂漠を砂糖の効いたミントティを飲みながら眺めていたり、星座を眺めたりと、心いくまで砂漠楽む事ができました。

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モロッコ紀行ー2 ボォルビリス遺跡とコウノトリ フェズのメディナなど

2010-03-08 21:38:51 | 旅行

メクネスからフェズに移動の途中、ボォルビリス遺跡の観光がありました。モロッコに現存する最大のローマ遺跡で、世界文化遺産に登録されているこの遺跡は、野原と畑の中に佇んでいました。床には美しいモザイクが残り、往事の繁栄振りを物語っていました。遺跡の塔の上にはコウノトリが営巣中、日本では目にする機会の少ないこの鳥をこの旅行中沢山見たのも感動的でした。

 

 

21日フェズのメディナ(旧市外)ウォーキングは今回の旅行の楽しみの一つで、生憎の雨でしたが、期待通り面白い体験が出来ました。網目のような狭い迷路の中を、前を歩く人を見失わないように進む。店がずらりと並び、その間をロバが行き交う。野菜、魚、肉、香料、職人の作る家具屋、何でもありの面白い空間でした。

  

        

メディナの中のカラウィン地区は革なめしで有名。中世そのままの手作業で革を染めている様子はよく目にしていたが、想像以上の臭いに辟易。色とりどりに染められた革で作ったバッグ、ジャケットなどがところ狭しと並べられている様子は圧巻です。

 

昼食は今話題のタジン鍋。      今回のタジンは鶏肉でしたが、オリーブオイル、香辛料などで味付けされていて食べ過ぎないよう気をつけながら美味しくいただきました。

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モロッコ旅行記-1 カサブランカからラバト、フェズへ

2010-03-07 11:56:05 | 旅行

2月19日関空よりパリ経由でカサブランカ着。関空、パリの飛行時間約13時間、パリ空港でトランジット4時間、パリ、モロッコの飛行時間3時間、モロッコとの時差は9時間なので実にナガ~イ、ナガ~イ一日でした。これも覚悟の海外旅行。でも、遠方へは少しでも若いうちに出かけないといけないとの思いを強く思った旅の始まりでした。

 

 

 カサブランカのメディナ(旧市街)ウォーキングではモロッコの文化の一端を垣間見た気がしました。海外旅行ではその国の歴史に触れ、日本がその時代は何をしていたのかなどを比較するのも面白いし、食文化、服装などを見るのも楽しみの一つです。

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