手作りバッグ・玲

酒袋などで作ったオリジナルバッグ

酒袋で作ったショルダーバッグ

2008-11-28 15:51:10 | 手作りバッグ・玲

 先日柿渋染めの幟と酒袋を使ったショルダーバッグを作りましたが、今回は同じ型紙を使い幅を4cm狭くして、酒袋のみでシンプルに作ってみました。

作品展などをすると、来られたお客様がよく「柿渋染めだ」とか「染めている」言われます。その都度、柿渋染めと酒袋の違いについて説明をするのも失礼かと思いますし、化学染めのよく似たものが安価に出回っている今日、本物の酒袋の良さをどうやったら伝え分かっていただけるのでしょう。ちなみに、私が作る酒袋のバッグは柿渋で染め直すことなく、そのままの色を使っています。気に入ったものから使っていきますので酒袋の在庫がなくなるのが正直心配です。

 

牛革で作った紐は調節可能、柿渋染めの布で作った中袋にはケイタイ入れ、ファスナーポケットなどを付けて収納力もたっぷりです。本物の酒袋の良さは使っているうちに実感していただけると思います。

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廃線(五新線)を歩く

2008-11-17 22:39:05 | 日々の出来事

友人とツアーで、奈良県五條市にある五新線(ごしんせん)の廃線を歩きました。

吉野杉を鉄道で輸送させる構想で1939年に建設に着手、太平洋戦争をはさんで一時中断した後1957年工事が再開されたが、地元の思惑、鉄道各社の思惑などが入り混じり紆余曲折の後1982年工事が凍結、その後採算が見込めないことから結局列車が走ることなく計画は断念されました。その後バス専用道として、地元の委託で奈良交通バスが1日2往復(土休日は早朝1往復)走るのみになっているそうです。

五条を出発した時は生憎の雨でしたが、ヘッドランプをつけてのトンネル歩き、沿線にたわわの柿を見ながらのウォーク、南朝ゆかりの賀名生皇居跡などを楽しんでいるうちに終点の城戸(じょうと)に着く頃には晴れ間も見え、充実した一日を過ごせました。西吉野村は柿の生産日本一と聞きましたが、見渡す限り柿、柿。山の斜面まで柿が植えられており圧巻でした。

今までに、廃線という響きに惹かれて何度か歩きました。福知山線の廃線跡は枕木が残っていて、武庫川の渓流を見ながらのウォークは情緒がありました。またある廃線では駅のホームがそのまま残っていたりして一昔前にタイムスリップしたような感覚を覚えた事もありましたが、今回のように未使用の廃線は初めてでした。

鉄道建設などのような時間、お金のかかるものは、時代の流れ、人の流れなどを考慮し慎重に進めなければ無用の長物になってしまうものだとも思いました。

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古布(雀柄)で作ったショルダーバッグ

2008-11-13 22:52:06 | 手作りバッグ・玲

以前購入していたお気に入りの古布。かわいい雀の柄を何に、どのように使おうかずーっと考えていましたが、このたび思い切って酒袋のショルダーバッグに使ってみることにしました。

古布を切り取って貼り付ける事は簡単ですが、折角の大切な布ですので大事に丁寧に扱いたくて、手間隙かけて酒袋を切り抜き、窓からの風景のようにあしらってみました。

(前)

        (うしろ)            (古布の状態)

  

(雀のアップ)

男物の羽織の裏布だったのでしょう、渋い色、柄がなんとも美しく昔の人の色彩感覚、お洒落心の豊かさにいつもの事ながら驚き感動しています。残りの布も大切に使わせていただかなければ申し訳ないと言う気持ちです。

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吊るし柿(干し柿)を作りました

2008-11-06 21:34:56 | 日々の出来事

今年は柿が豊作なのか、車で山道を走っているとたわわに実り色づいた柿がいたるところに見られます。分けていただいて吊るし柿を作りたいと思っていたところ、知人が「取りにお出で」と言ってくれたので早速車を走らせました。

枝も折れんばかりに沢山の実をつけた柿の木に圧倒されながら、段ボール箱いっぱいに頂きました。

 

 紅葉した柿の葉もなかなか風情があります。

早速皮をむきビニールの紐に吊るしました。以前作ったときにカビてしまい失敗していたので、いろんな人に聞いたところ熱湯に数秒浸けると良いと聞いていたのでその通りやってみました。吊るして3日目の状態です。途中で柿をもんでやると柔らかい干し柿になるそうで今から楽しみです。

 

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幟と酒袋で作ったショルダーバッグ

2008-11-05 08:52:56 | 手作りバッグ・玲

柿渋で染めた幟で沢山バッグを作り、残った布を大切にしていましたが、男女兼用のショルダーバッグの一部に使ってみました。

 (前面)

 

 (背面)

 

(幟部分アップ) 

 前面には幟をあしらった冠(かぶせ)付きのポケット、背面にはファスナーポケットをつけました。中袋にはケイタイ入れ付きポケット、ファスナーポケットを付けましたので収納力たっぷり、牛革で作ったショルダー紐は調節可能、となかなかの優れものだと自画自賛しています。

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