ツバメのねぐら

一昨年のこの時期、新聞の一面に平城京跡の葦原がツバメのねぐらになっている写真と記事が出ていました。

早速車を走らせ見に出かけました。夕闇が迫るころ（６時４０分ごろ）どこからともなくたくさんのツバメが群れを成して葦原の上空を旋回し始めました。

その数２０，０００羽と聞きましたが、息を飲むような光景が３０分ほど続き、しばらくすると葦原の中からうるさいほど聞こえていた鳴き声も聞こえなくなりあたり一面静寂に包まれました。

とても感動的だったのでもう一度見に行こうと思ってみた矢先、我が家の近くにも規模こそ小さいけれどツバメのねぐらがあることを知り、さっそく観察に行きました。

６時４０分、夕焼けの空からツバメの群れがやってきました。どこにこんなに沢山のツバメがいるのかと思うほどの数です。賑わしく鳴き交わしながら旋回し、そのうち静かになりました。

ツバメの生態は知りませんが、南に向けて渡る準備を始めているのでしょうか。暑い日本でしっかり餌を食べ体力をつけて南に渡り、来年帰ってきてほしいものです。

動物、植物、鳥、蝶など自分の知らないところでこんな自然が営まれていることを知りました。これ以上環境を破壊することなく彼らと共存できる自然が、人間にも優しい環境なのだと改めて感じました。

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