テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

クロッキオ~ステーキが美味でした

2012-09-25 09:54:11 | イタリア料理
 だいぶ涼しくなってきました。お店の入り口が開け放たれている「クロッキオ」にいきました。すると、奥の席には、すでに出来上がっているかのような若い女性3人組がいて、大いに盛り上がっています。その喧騒の中、アサリとムール貝の白ワイン蒸し(880円)を注文しました。



 4種のチーズピッツァ(1480円)です。生地はカリカリで、その上にチーズがとろ~りと溶けていて、これはいいですね。



 奥の3名様は、さらに盛り上がります。主たる話題は、会社の悪口のようです。別に聞き耳をたてているわけではないのですが、声が大きいので自然と聞こえてきます。こちらも負けずに、いつもの泡ものを早々に飲み干し、2本目の赤ワインに突入しました。で、これが冷え冷え。「クロッキオ」では、いつもスパークリングワインを注文していたので気づかなかったのですが、赤ワインも一緒に冷やしていたのね。



 アンチョビのペペロンチーノ(880円)。パスタのコシはしっかりとしていました。



 秋を感じさせる品として、サンマのソテー レモンバターソース(880円)を頼みました。あんまり手を加えていない料理なので、サンマ一尾が880円と考えると、ちょっと高いような気もしました。せこい計算ではあるのですが。



 最後に、佐賀牛のサーロインステーキ(2480円)です。ご覧のとおり、上手な焼き加減です。



 塩とレモン汁で食べると、肉のうまみがそのまま味わえます。



 さて、奥のお嬢様方ですが、話のネタは尽きないらしく、まだまだ盛り上がっていました。

うどん県遠征②~「凡蔵」「綿谷」「亀山」

2012-09-24 08:41:29 | 国内旅行ー香川
 4軒目は、「なかむら」と土器川を挟んだ対岸にある「凡蔵」にやってまいりました。ちょっと奥まったところにあるので探すのに苦労するかと思ったのですが、意外とすんなり到着しました。



 店内の感じは、一番普通に見かける讃岐うどんのお店です。



 ここでは2人ともぶっかけ(400円)にしました。弾力系のうどんばかりだったこの日、強いコシのうどんにやっとあたりました。うどんのまん中にくぼみがあるうどんで、表面はすべすべしています。カツオ系の濃いめの出汁は、天かすとよくあいます。う~ん、満足。ただ、カニかまは必要なのかどうか、微妙なところです。



 さらに丸亀市内に入って定番の「綿谷」へ。いつものようにお客でいっぱいです。



 芸がないのですが、どうしても頼んでしまう牛肉のぶっかけ。350円でも大量のお肉がのります。「一風堂」の博多肉そばにもみならっていただきたいところです。うどんはぐにょんぐにょんする弾力とコシをあわせもつものです。



 量が多い「綿谷」へ行ってしまうと、後が続かなくなります。しばらく休憩です。こちらは丸亀港にある灯篭です。これのニセモノ(複製)が香川ミュージアムに展示してあったくらいなので、有名なものなのでしょう。



 灯篭の前には、帳面をつけているお武家さんの像が建っています。瀬山登という丸亀藩の武士です。私はまったく知りませんでしたが、丸亀にうちわの製作技術を導入した人なのだそうです。武士なのに、鎧兜姿ではなく、刀の代わりに筆を持っているところが、この方の本質を表しているようです。民生に力を尽くした人なんでしょう。



 腹ごなしに、ひさしぶりに丸亀城へ登ってみました。石垣が美しい曲線を描いています。



 天守閣はこぶりですが、全国に12城しか残っていない江戸時代以来の天守閣です。



 天守閣から瀬戸大橋を眺めた風景です。



 讃岐富士もきれいに見えました。



 もう2軒ぐらい寄って帰ろうということになりました。丸亀市内を走行すると、何回行ってみても閉まっていた「亀山」に暖簾がかかっています。しかも、人目を引くバイクが置かれています。これは行くしかありません。



 タイガースのことはともかく、うどんです。



 店内は、けっこう年季が入っています。いい味だしてます。



 「亀山」の名物肉うどん(450円)です。温かいうどんでも。適度なコシが残っています。お肉もたっぷりのります。出汁はかなり甘めにつくられています。



 シャム社長はコシのあるうどんを食べたいと冷やし(400円)に。いくら冷やしといえども、氷を入れてくれるというのは珍しいです。おかげでうどんが閉まって、強いコシが出ます。



 うまく撮れていませんが、手打ちのうどんは不均一でねじれが入ったりします。



 ところで、2人とも食べても食べてもうどんがなくなりませんでした。よくよく品書きを見ると、ここ「亀山」では何も言わずに注文すると、自動的に2玉のうどんが出てくるようになっていました。それで量が多かったわけです。もう、これで私もシャム社長も本日打ち止めとなってしまいました。

うどん県遠征①~「山越」「ふるさと」「なかむら」

2012-09-23 09:29:02 | 国内旅行ー香川
 シャム社長がどういう伝手かわかりませんが、うどん県の旅券を手に入れました。ということで、うどん県へ行ってまいりました。



 ところが、最初からつまずきました。はやっていたはずの「麺豪山下」が謎の閉店。しばらくうどん県にいっていなかったので、閉店を知らずにいました。いったいどうしたことなんでしょう。



 ということで、1軒目はいきなり「山越」。すると、シャム社長のすぐ後に、麺通団団長らしき人が現れました。お店のおばちゃんは「粉を元に戻したんよお」なんて感じで、専門的な会話をしだします。さて、団長のような人は、有名人とみなして写真を撮っていいのか、それとも一般人と同じだとして遠慮した方がいいのか、中途半端で迷うところです。結局、写真は撮らずじまい。シャム社長は、あとで「撮っておけばよかった」と、後悔しきりでした。



 さてうどんの方ですが、本日は「山越」特有の強力なコシが感じられません。ふつうのお店と同じです。



 あたたかい釜たまになると、いっそうコシがなくなります。これはどうしたことでしょう。夏場のせいなのか、きょうのうどんがたまたまなのか。団長は暖かいのを2玉、注文していましたが、ぜひとも今日のうどんの出来について、解説ねがいたいところでした。



 おみやげのストラップが販売されていたので、1個購入。



 うちわに描かれたネコの写真が展示されていました。



 2軒目は飯山の方へもどって「ふるさと」に。初めての訪問です。



 店内です。わりとゆったりと机が配置されています。



 シャム社長はうどんそのものの味をあじわうと称して、醤油うどん(200円)。



 私は、おろしぶっかけ(400円)。ちょっと細めのうどんは、コシがあまりない弾力系のうどんでした。コシ命のシャム社長は、気に入らなかったご様子です。うどん以上に微妙だったのは、ぶっかけの出汁です。酢をかけまわしたようで、酸味がありました。夏場には、この味を好む人がいるのかもしれませんが、私はちょっと…。



 土器川の土手に立つ看板。3軒目は、かなりひさしぶりの「なかむら」です。前に来たときは、まだ先代主人がお店にいましたからね。



 煙突のついた掘立小屋のような建物は健在です。 



 お店の入り口です。見覚えのある外観です。



 戸をあけて中に入ると、以前よりもだいぶこぎれいになっています。



 ネギはちゃんと切られてあります。お客が自分でネギを刻んだまな板は、現在、てんぷら類を切るのにつかわれている模様です。



 以前は、掘立小屋を出ると、そこらへんにつったってうどんを食べていました。現在はちゃんと飲食できる空間があります。



 このような感じでふつうのお店のようになっています。



 冷たいうどんの小(210円)です。典型的なぐにゅぐにゅの弾力系のうどんです。ずっと来ていなかったのは、混んでいることもありますが、シャム社長がコシ派だからでもあります。代がわりしても、うどんの質は同じようです。



 しかし、伝説のネギ畑は耕作放棄地と化していました。



 時の流れを感じました。

矢乃矢~安くてまっとうなロースかつ

2012-09-22 09:16:22 | 大衆食堂

 三津浜の方の街はずれに発見したとんかつのお店の「矢乃矢」さんです。



 キリンビールのちょうちんが田舎情緒を醸し出しています。



 店内もいたってふつうの街の食堂風。



 品書きを見ると、かつ専門店のようです。このように街中からはずれた場所に専門店が立地するんですね。「ヘレかつ」という表記は関西文化を感じさせます。お値段がロースカツ定食で1000円を切りますから、専門店としてはかなり安いと思います。逆に初めてのお店では、安すぎて質に不安感をいだいたりします。はたしてどうでしょうか。



 やってきました、ロースかつ定食(900円)です。



 専門店らしくサクサクっと揚がったころもです。



 肝心のお肉の方はといえば、このとおり厚みもちゃんとあって、適度な歯ごたえのまっとうなとんかつでございました。ヘンに筋張っていたりというようなことはありません。



 場所が、市の中心部から離れていることが難点ですが、もう少ししてカキフライの季節になったら、また足を運んでみようと思いました。


「矢乃矢」 松山市清住2-1040-3  089-953-0808

ベーレ~アクアパッツァにきょとん

2012-09-20 19:00:32 | イタリア料理
 愛媛大農学部の前にそびえる看板です。



 かつて、お気に入りのフランス料理店「イグレック」があった場所に、イタリア料理店が開業していました。「ベーレ」さんです。



 懐かしい店内に足をふみいれます。内装はあんまりかわっていないようですが、イタリア国旗をあしらったカーテンがあったりします。



 品書きの一部です。ドリアがあったり、「豚南蛮」なる品があったり、イタリア料理と洋食の混合店のようです。



 赤ワインを注文しました。1700円と、安いものです。



 前菜にタコのあつあつガーリックオイルかけカルパッチョ風(550円)を注文しました。野菜類がタコをおおっていて、なんだかサラダみたいです。



 取り分けると、ちゃんとタコくんがいます。シコシコしたタコです。最近の松山のイタリア料理店は、にんにく控えめのお店が多いような気がしていました。主力の客層の女子の好みにでもあわせているのでしょうか。しかし、ここ「ベーレ」は、しっかりにんにくが効いていて、私好みでした。次の日の仕事に差し支えるのではありますが。



 次にマルゲリータ(880円)を。値段相応に小ぶりでしたが、私の好みのカリカリタイプに仕上がっていました。



 パスタに小海老とミニトマト・からすみのスパゲティ(840円)を。こちらも、量は少なめでしょうか。パスタの茹で加減とかは問題ありませんでした。



 問題は最後の一品。洋食系ではなく、イタリア料理を注文したかったのでアクアパッツァ(1260円)してみました。鍋かなんかに盛り付けられて出てくるとばかり思っていたので、お皿を置かれた瞬間、きょとんとしてしまいました。あまりにも頭の中にあったアクアパッツァ像と異なっていたので、戸惑いました。にんにくの効いた味つけではあったのですが、スープ仕立てでないんですよねえ。



 同行した友人は、調理をしている人を「いよてつ高島屋」の「サンタサンタ」でみたといっておりました。それで、洋食も混じるのかと合点。しかし、あのアクアパッツァはなあ…。