今日は朝早く起きて静岡県の三島まで出張です、田舎者が久し振りに新幹線に乗るので心ウキウキです。
盆明けの平日なので混雑も無く「こだま」の自由席に乗り込む、三島までは約2時間です。富士山が見えると良いのですが今日はあいにくの雨で富士の裾野も見えずでした。
仕事は午前中に終わり昼食後は三島見学です。
何気なく見えるこの川、柿田川といい全長わずか1200mしかないのにこの豊な水量と透明度の抜群な事。実は富士山の伏流水です。
水面が渦を巻いて奇妙な動きをしています、ここが富士山の湧水口なのです。その湧水の量は何と100万トン/日(東京ドーム124万立方m)ですから東京ドーム一杯弱の水量です。余りにも多いので熱海市、沼津市等に分けているとの事です。
水面に靄が掛っています、湧水の水温は年間を通して15℃前後ですので大気との温度差で靄が出来るそうです、手を入れるととても冷たい。しかし冬は水温が暖かく感じて大気が冷たいので靄は一層深いそうです。
富士山の恩恵はこんな所でも味わえる、そしてこの湧水はここだけではなく三島市のいたる所にあるそうです。
本来ならば一番最初にお邪魔しなければならない三嶋大社、案内人さんの都合で最後になったが御挨拶をして三島を別れる。
富士山は結局最後まで顔を出されませんでしたが富士山の雄大な湧水が感動的だった。