東日本大震災から五カ月が経った、地震、津波、原発事故の三重苦は今も続いている。天災と原発事故の人災、特に原発事故は始末が悪い。
東電の対応は天下り体質から脱却できず都合の悪い事はひた隠し、隠せば隠すほどばれて来る。これも自然の摂理でしょう。被害がドンドン拡大しているのに保障の方は一向に進まずいつもツケは弱い国民にしわ寄せだ、役所的対応で無く仮払いでももっと早く行き届いた対応が必要だ、当事者でないのに腹立たしい、当事者ならいたたまれないでしょう。
東電もそうだが誰しも都合の悪い事は隠したいものだ、その最たるものが中国の高速鉄道事故だ。
日本の新幹線とそっくりさん、しかし中身は未熟だ。事故を起こした区間は台湾海峡に近く軍事機密地帯だそうです。その為工事は外国技術者を入れずこっそり作ったそうだ。この鉄道、台湾との有事の時は大事な軍事輸送ラインに変身。
今回の事故は落雷と信号機のミスだそうだが、日本の技術者はフランス式信号を中国が独自に改良した信号システムであり危険であることを中国に警鐘していた。又日本の新幹線の運転手に成る為には三ヶ月間の講習に続き、現場で半年の技能研修、そして試験を受けてパスすれば晴れて運転手だ。中国は訓練期間は10日間、10日後には時速350kmの高速運転の実施、運転手もきっと目を点にしている事でしょう。
技術は日本、カナダ、フランス、ドイツの混成技術。これに鉄道省幹部の高額汚職。そしてついに大事故、ひたすら隠すが中国もネット社会で情報がドンドン国民に知らされて行く。中国はれっきとした大国、そんなに慌てなくても、そんなに肩肘張らなくても、そんなに隠し事しなくても大国なのだから大国らしい振舞いを期待したいものだ。