佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

明日はNiVEC

2007年01月27日 23時27分12秒 | 合唱

 

 明日28日は音楽文化会館にて、

新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテスト(通称NiVEC)です。

高校生、中学生が多数参加します。

一般は11団体。私は今回、「指揮者」という形で

2団体参加します。

「合唱団Lalari」と「女声アンサンブルiris」です。

 

 

 今日は午後がララリ、夜がイリスの練習でした。

両方ともまさに「突貫工事」でした。。。

ララリは月1の練習、イリスは今回限りの団で、全練習4回。

本番に向けて、無理やり何とかしたって感じですが、

雰囲気は出来上がってきたと思います。

 

 

 先輩指揮者こっちさんが書いているように、

歌い手としては、アンコンに対する思いはいろいろあります。

アンサンブルは、歌い手として参加したほうが楽しいですし、

「歌い手として」アンサンブルをリードしたり、

曲を創っていく、そういうスタンスが望ましいとは思います。

 

 

 しかし、僕にとっては、振る機会が欲しい。

ララリは人数的な問題でたまたま指揮を振ることになりましたが、

イリスは完全に自分発信なので、

結果ではなく、音楽という形にして、団員の心に

何かを残さないといけません。

今回はそういうスタンスです。

今日は本番前なので、練習等のことは、

また明日にでも結果含め書きます。

 

 

 何でも最近のアンコンは

「ミニコンクール」化しているとのことらしく、

個人的には、中学校と高校を聴いて、

それについて意見したいなと思ったのですが、

参加するため全部聴けるわけじゃないので、

どこまで意見できるかは分かりません。

16人という上限は、他のアンコンに比べても多くはありませんが、

個人的に、中学生や高校生のレベルで、

ピアノとのアンサンブルを実践できるかというと、疑問です。

そういう意味では、アカペラでの参加の方が

個人的には望ましいと思いますが、どうでしょう。

明日聴いてみて、また参加して、判断したいと思います。

なにせ初参加なので(苦笑)。

 

 

 ぜひぜひご来場下さい。

高校生は10:00から、

中学生は12:30から、

大学は15:18から、

一般は15:36からです。

 


指揮者考~迷いを打ち消すまでのプロセス~

2007年01月27日 00時15分25秒 | 合唱

 

 人を見ていて、

自分が指揮者として未熟だと思う点があります。

 

 

 

 迷ったり、言い直すことです。

 

 

 

 これらを全て否定するものではなく、

もちろん、歌い手を、合唱を共に創る相手と考えれば、

いろいろな試行錯誤の方向は、

練習で生まれてくると思います。

 

 

 しかし、根本的に、

歌い手に心配されるような「迷い」は持っちゃいけませんね。

「絶対的な存在に」とは思いませんが、

ここを逃げに使ってはいけないと、最近思っています。

迷いを少しでも打ち消すために、勉強しないといけません。

 

 

 よく、団員から、

歌うのは歌い手だから、

「指揮者が悪い」と自分で言うのは、良くないと、

これまで何度か言われてきました。

 

 

 

 しかし、これは、偽らざる本音です。

指揮者が悪ければ、たいていの合唱団のサウンドは悪くなります。

多くの指揮者は、他の合唱団の音を聴いて、

「俺ならこうする」

「指揮者が悪いからよくない」

そう思います。

実際、指揮者が代われば解決しそうなことはたくさんあります。

 

 

 断っておくと、

僕は、歌い手でもあるので、

指揮者ののアクションがないと何もしない、

変わらないというのは、歌い手の怠慢だと思っています。

僕は、以前から、

「合唱団員はイチローたれ」

と言っています。

イチローは、人に言われなくてもやるべきことをします。

イチローは、残念ながらチームメイトに恵まれていません。

ここ数年最下位です。

 でも、

「チームが不調の時こそ個人を考えるべき」

イチローはそう言っています。

全員がイチローなら、今自分が何をすべきかが分かる。

イチローの言うことは、そういうことです。

それらの総和が、チームなのです。

合唱団も同じですね。

 

 

 話が大きくそれましたね(笑)。

僕は、指揮者として、迷いが多すぎますね。

迷いを超えたところに、在るべき姿がある、

そこに辿り着くまで、しっかり勉強し続けないといけません。