佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

女声アンサンブルの話

2007年01月17日 23時01分31秒 | 合唱

 

 最近、更新が遅くなっていますが、

これには、ある理由があります。

忙しいわけじゃないのですが。。。またネタにしたいと思います。

 

 

 

 さて、昨年、募集をかけたままここでお伝えしませんでしたが、

実は、28日のアンサンブルコンテストに参加すべく、

女声アンサンブルが練習を重ねています。

12月17日が初回の練習で、

この間の日曜日に、第2回の練習がありました。

 

 

 その女声アンサンブルの名前をここに書きます。

 

 

 

 

 

女声アンサンブル iris

 

 

 

 

です。 「イリス」と読みます。

フランス語とか、ラテン語も同じ綴りだったと思いますが、

意味は、「虹彩」です。虹の光、輝きです。

ちなみに、i の字を大文字して Iris にすると、

女神の名前になります。

 

 

 これ、決めるのに苦労しました。

実は、女声合唱をするのは、今回が2度目です。

大学4年生の時、所属していた合唱団の同期と、

新大合唱団の女声の計16名?だったかで、

新発田の合唱祭に出るべく、結成したことがありました。

そのときの名前は、

「アンサンブル clair 」

でした。「クレア」と読みます。フランス語で「透明な」の意。

英語のクリアーです。

フランス語が好きなんでしょうかね、僕(笑)。

 

 

 前回の名前の時は、団員に諮って決めました。

他にもいくつか候補を考えました。

しかし、今回、申込締切が初回の練習より早く、

団員に諮れなかったんですね。

だから、僕が決めて、誰にも言わずそのまま提出しました。

団員の皆さんには話したのですが、

 

(↓以下、妄想です。結婚した”てい”でお読み下さい)

 

 

妻(団員) 「ねえ、あなた、生まれた赤ちゃんの名前、どうする」

 

 

夫(tek310) 「ああ、さっき区役所出してきたよ」

 

 

妻(団員) 「えっ???何で勝手に決めたの???」

 

 

 

 こんな状況です(笑)。

後で発表した時、超恥ずかしかったですね(笑)。

受け入れてもらえるかどうかというところが。

そんなに悪い名前じゃないと思っているのですが(手前ミソ)。

でも、クレアの時は、名前が定着しませんでした(爆)。

今回も練習は後2回。全部でたった4回しかありません。

名前が定着すれば良いのですが。

 

 

 ということで、2度目の女声合唱。

今回は、10名の方に参加いただきました。

で、既に2回練習があったのですが、

状況を少し書いてみます。

 

 

 

 

 女声合唱って、難しいです。。。

 

 

 

 

 なんと言うか、思ったよりハモりにくいもんだなと(苦笑)。

簡単に揃うと思っていたもので。。。

ただ、今回は、10名ですが、

団体でいうと4団体から集まっています。

10名揃ったのは今回が初めて。

要は、まだ全員で1回しか合わせていないということです。

おまけに、今となっては後悔しているのですが、

曲によって、アルト以外のパートを組み替えたんですね。

3曲歌うのですが、3曲ともソプラノ、メゾが違うメンバーです。

せっかく歌うのだから、違う人とアンサンブル出来たらと思って、

敢えてそうしたのですが、完全に裏目です(苦笑)。

実を言うと、もう一つ重大な問題があって、

それも含めて、今となっては固定したほうが良かったかなと。

 

 

 

 ハモりにくい理由の一つに、

初顔合わせということがあり、

2回目の練習の時も、最初合わせた時、

正直どうしようかと思ったのですが(苦笑)

でも、あわせていくうちに、さすが皆さん経験があるので、

最初よりはスッキリとしたサウンドにはなっていました。

ただ、私の身体のように、まだ余分なお肉がついています(笑)。

あと2回でなんとかしないといけません。

 

 

 もう一つの理由が、

皆さん普段混声合唱団で歌っていることがあると思います。

混声合唱の内声部は、アルトとテノールになりますが、

テノールがいるので、アルトはそんなに低くはなりません。

そして基本的にはベースに合わせることになります。

しかし、女声合唱では、アルトが最低声部。

サウンドの幅広さを求めると、必然的にアルトの音域が

もの凄く低くなります。

アルトの低い曲を持っていくと嫌がられると、

某女声合唱団の方が言っていました(笑)。

また、混声とは違って、和音の構成音がものすごく近いです。

つまり、大体だとハモりません。

それに慣れるのに結構時間がかかるようですね。

 

 ともかく、今回、僕は、

最後まで自分で振るので、曲を創っていかないといけません。

「合唱団員の意見を聞いて」という逃げ口上は使いません。

最後まで責任持って、指揮者の役割を全うしたい、

そのためのアンサンブルだと思っています。

団員には、女声アンサンブルの楽しさと、

tek310という指揮者で歌うことの楽しさ

(我ながらこそばゆいですね。。。(苦笑))を、

何とか感じ取って欲しいと思っています。

 

 

 歌う曲は、以下の3曲です。

 

 

「Tempo verr' ancor」(J.アルカデルト)

「谷茶前節」(沖縄県民謡、編:瑞慶覧尚子)

「Salve regina」(M.コチャール)

 

 

 我ながら、すごい選曲だと思います(笑)。

この選曲は誰にも負けない自信はあります(断言)。

女声合唱の魅力を、余すところなく感じ取れるものだと思います。

 

 

 しかしですね、実は重大な問題が発覚しました。

これは、100%指揮者の責任です。

この問題をどうやって解決するか、

次回の練習までに考えないといけません。

いやー、大変だ。。。全て自分で蒔いた種とはいえ(苦笑)。

団員に迷惑をかけないようにしないと。

 

 

追伸 そうそう、新潟県ヴォーカルアンサンブルコンテストの

略称を定着させようと目論んでいます。

 

NiVEC

 

ニヴェック。

Niigata Vocal Ensemble Contestの略称です。

 

 東京はTVEC(トヴェック)

埼玉はSVEC(ズヴェック)と、定着しています。

標記上は「ニベック」のほうがいいでしょうかね。

皆さん、NiVECを定着させましょう(笑)。