佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

久しぶりの長岡へ~道なき道を歩くこと~

2006年08月22日 00時16分11秒 | 合唱

 

 ちょっと疲れが取れなくて、

方々に御迷惑をおかけしていますが、

何とか長岡フェニックス合唱団の練習へ行って来ました。

 

 

 アジアユース前も結構頑張って行っていたのですが、

演奏会の準備で2度休み、先週はお盆で休み。

今週久しぶりに練習に参加しました。

 

 

 アジアユース合唱団の演奏会に来て下さった方が結構いて、

良かったとのお言葉を頂きました。

自分のことのように嬉しかったです。

同合唱団から新潟ユースに参加している人がいて、

そんな繋がりもあって来ていただきました。

 

 

 今日思ったのですが、

僕自身は長岡にあくまで”歌いに”来ているのですが、

こういう演奏会の宣伝と言うのは、

決して悪いことではないと。

やっぱり正直、合唱人は、放っておいて自分で

情報を仕入れる人ばかりではないので、

必要なことだと。

 

 

 というか、僕が長岡の合唱団へ歌いに来たことで、

新潟ユースへの参加者ができて、

僕やその人が宣伝したことで、

アジアユースも聴いてもらえた、という事実。

これ、何てことないことかもしれませんが、大事なことです。

 

 

 ここには、最初、道が無かったのです。

道というのは最初からあるものではなく、

誰かが踏んで作らなければならない。

僕が新潟と長岡を横断することで、

「小さく細い」道ではありますが、道が出来た。

その道を通って、新潟のアジアユースの演奏会に来てくれた人。

それは、合唱団に参加者がいたからという繋がりもありますが、

それも、僕が長岡へ行くことで参加を決めてくれた事実。

 

 

 これで、今回新潟ユースに参加してくれた人や、

アジアユースを聴きにきてくれた人は、

最初は僕が作った小さく細い道ですが、

その人たちがその道を行くことで、道が大きくなり、

その人たちはその道を知ったわけです。

 

 

 この繰り返しなんだな、と、ちょっと思いました。

道なき道に道を作ることは、正直体力も精神力も必要です。

最初歩くのは大変です。でも、そこを色々な人が通り始めると、

道が大きくなります。

その道を沢山の人が通り、

またその道を利用して、誰かが脇道を作ったり、

自分自身の道を作ったり。

 

 

 そんな事実を知ったことが、

少し嬉しくなりました。

最初に道を作ることは、正直良いことばかりではない、

それは今回の演奏会の件で良く分かりました。

でも、これを根気良く繰り返すしかない。

誰かがその道を通ってくれれば、

自然に道は整備され、大きくなっていく。

 

 

 道は沢山あったほうが、絶対に楽しい。

どこへでも行ける。

要は、「最初に新しく道を作る人」をもっと増やさないといけない。

僕一人でやっていることではないし、

そういうことをしている人は他にもいると思います。

でも、多いにこしたことはない。

 

 

 「道」に例えて書いてみました。

少しは分かりやすくなったかな、と思います。