樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

土曜日の夜

2009-11-22 10:59:06 | 日記
雪の匂いがし始めた・・・
ちょっぴり湿気を帯びたピーンと張り詰めたでも、甘い空気
思わず空を見上げると、すっきりと晴れた空。そこに品よく
細い 三日月 
この月のあごの先に、星を引っ掛けてみたくなるような・・

そんな夜、石川のとある小さな地方都市で第15回にもなった
BIG APPLE in Nonoichi
というコンサートの
前夜祭  one night Jazz Club へ行ってきた。
Nonoichiというのは「野々市」という金沢市に隣接した石川郡の街の名前。
http://www.e-camellia.jp/camellia/bunkakaikan/activity/bigapple2009/index.html

コンサート会場の前のピロティにテーブルと椅子が出され、
簡単な食事とドリンク付き

地元のビッグバンドとクリニックを受けた人々とのセッションあり、
はたまたゲストのクワルテットあり
なんだかとってもハッピーになってしまった。

NYで活躍中の ベニー・グリーン(p)、甘い音色のかの 北村英二(cl)、
笑顔がチャーミングなピーター・ワシントン(B)
あんな仮設の広場でササット奏でてしまう なんとも優雅な 「ファニーバレンタイン」
80歳となった北村さんはなんだか、誰かに恋をしているんじゃないかと思うような
そんなしっとりしたクラリネット。

ハッピーついでに
主催者の一人の奥さんと、帰りに会場から3分(車)でいける天然温泉かけ流しの
銭湯へ行った。その名も「しあわせの湯」

これって、地方都市のよさかも知れぬ。

持つべきものは・・・

2009-11-16 21:56:35 | 日記
お友達!

昨日の日曜日、寒い一日だった。
家の中の冬支度で半日を過ごしていたら、
私を以前釣りに誘ってくれた友人が、本日の獲物を届けてくれた。
アジと縞ダイ どうもバケツ一杯つれた様子。
我が家は少人数なので2匹づついただいた。

やっぱり釣りたてはなんといっても新鮮!夜まで待てず、
アジのたたき丼なぞ、豪勢なランチにしてしまった。

そして午後、ハチの散歩に付き合っていたら
ハチのお家の近くで農家の方から
 白菜・大根・ほうれん草・ブロッコリー
を頂戴してきた。
犬も歩けば棒にあたる・・・ではなくて、
犬もあるけば野菜にあたる?!

農家の自分達用の畑なので、土付き、虫付き・・・
土を洗うと、ナメクジや芋虫みたいのやら、うようよ浮かんで
きた。農薬を使わない、ということはこういうことだったなあ~
と共存している関係が今更ながら見えてきた。

これらの野菜を湯がいて食べる時、ふと、とりきれていない虫達は
茹でられ、たんぱく質として私のおなかの中に納まるんだなあ~
と考えてしまった。




番犬

2009-11-15 23:11:03 | 日記
我が家はアパートなので大好きな犬が飼えない。

だから、
近くの懇意にしていただいている知人の家にいる
ソフトバンクのお父さん!とよく言われる、耳だけ茶色の
白い柴犬と大の仲良し。名前はハチ。子犬の頃からじゃれている。
ハチは私を犬と間違えているかもしれない。

知人宅へ寄り、ハチに顔を見せないと、なんで挨拶に来ないの~?
とうるさい。何で私が行ったこと分かるの?

そして一緒に 遊ぼ! と。
お陰さまで、散歩をさせてもらったり、じゃれたり
犬好きの私にはよき癒しの時間をもらっている。

そんなハチを、そこのお嬢さんが張りぼてで作った。
そのハチが我が家へやってきて、半年が経つ。
玄関先でこうやって座っているだけなんだけど、
ドアを開けてはいると、一瞬、ギョッ! とする。
目が合うと、一瞬たじろぐ。吼えないけれど、いい番犬である。

今日は寒かったので冬支度、マフラーを巻いてやった。

樂美術館

2009-11-14 21:02:35 | 日記
琵琶湖大橋の袂に 佐川急便が設立した佐川美術館がある。
彫刻家佐藤忠良の作品を主に展示しているが、
その中に 樂 吉左衛門館 が敷設されている。
水庭に敷設された茶室など一風変わった空間がそこにはある。

「守破離」
剣道の心得にも出てくるこの言葉が掲げられていたことに興味があり
訪れてみた。

千利休の「規矩作法 守りつくして破るとも離るるとても 本をわするな」
から来た言葉。

樂焼の作品は
時に荒々しく
時に優雅すぎるほどに華美

イメージとはがらりと違う前衛的な作品だった。

女の一生

2009-11-12 22:15:34 | 日記
福井のとあるお寺のお坊さんの長~いお話を読んだ。
ある祝賀会での講演で、それが冊子に掲載されていて
その中で なるほど~! と感心してしまった話しの一つがこれ。

女の一生
『女は良い女から始まる=「娘」→結婚して嫁ぐと「嫁」になる→
子供ができて鼻息が荒くなると「媽」(かかあ あるいは はは と読む)→
そして古くなると「姑」となり、最後は「婆」(ばばあ)となる。』

女へんの漢字で一生を表してしまうなんて、女っていつまでたっても
女でしかないんですねぇ~

それと一緒にこんな話も載っていた。食育に関しての話として。
『「喜ぶ」という字には口が二つある。これは一緒にご飯を食べる、という意味。
そこに「女」がいると「嬉しい」
女へんの漢字はあまりよい意味を持っているものが少ない中
(嫉妬、媚びる・・)、この「嬉しい」という字はちょっと違う』
というような話だった。

半世紀を生きてきてこれからはおまけの人生。
生きるもの全てに平等に与えられている「死」を向かえるとき、
「日々穏やかなり。これに勝る幸せはなし」と言い切れる日々を
送れないものだろうか。
        
        先日拾って名前を教えていただいた「くさぎ」をスケッチしてみた
                         絵を描いていると意外と穏やかなり・・・