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樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

蔵王(熊野岳)

2016-06-21 22:51:01 | 日記


圧倒的な新緑


東北の山は豊かな植生
その中の多くはブナ、ダケカンバ、ミズナラそして青森トドマツ
冬、雪のモンスターが出現する蔵王温泉スキー場は
夏、虎刈りのスキー場跡が少し痛々しい

蔵王には蔵王山というものはなく
主峰は熊野岳
その周りに刈田岳、地蔵岳、瀧山などが点在し、その総称が蔵王

初日、台の上という奥まった登山口からまずは瀧山を目指す。


最終的に目ざすは、奥に見える茶色の山肌=熊野岳(活火山)



1時間半のつづら折りの登山道
でも周りは樹林帯で気持ちはいいが、熊のことが気になるほど
ブナの実がたくさん落ちている


真ん中に見える茶色のものがブナの花


瀧山からまた山を越え、アップダウンを繰り返しトータル4時間半で
ドッコ沼到着

途中

マイズルソウの群落があったり


妻をめとらばツマトリソウ・・・
の可憐な花がささやき


懐かしい ハクサンチドリ にもお目にかかり

豊かな山塊をゆるりと楽しむ

ついたドッコ沼は冬に積もり積もった雪がとけ濾過された
蔵王の湧き水


魚が元気よくあっちこっちで跳び跳ねる
最初はこの魚、どこから来たのだろう?遡上したのかな?


夜は月明かりが明るすぎ星の数はあまり観れなかったけれど
火星・土星・北斗七星を眺めて更けゆく

翌日、うつぼ沼~目玉沼を経由して地蔵岳・熊野岳へ向かう
約3時間で熊野岳


あと、1時間の距離



火山特有の荒々しい火口



そして今日も半分は樹林帯を歩き
所々に優しい花花

      
       ウラジロヨウラクや更紗ドウダン

                
                 お初にお目にかかる ベニバナイチヤクソウ  


瑞々しい葉っぱを眺め
澄みきった空をあおぎ
1日で10キロは歩いたであろうか


今年2頂目の100名山
これでまずは目標クリアーで
自分の年の数ぴったり?今年の年の数?登ったことになる。



締めは、蔵王温泉大露天風呂
川の源泉を直接引き込んだ野趣味な温泉
川に足を入れたらあっちっち・・・45度はあろうか
硫黄の温泉、極楽極楽!

でも、御岳山噴火後の火山活動報道のためか
何年か前に泊まった古い温泉街は寂しいくらいにひっそりとなってしまっていた。

ただし、共同浴場は健在で3軒ほど湯めぐりが楽しめる