樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

ふじやま

2014-06-05 23:06:42 | 日記


色々な理由がからまり
 登るまい、
  登らない、
   ぜったい眺めるだけの山
だとかたくなに思っていた冨士山に
今年登ることにした。

その前哨戦に、晴れた穏やかな日曜日
外輪山のひとつ愛鷹山(あしたかやま)越前岳へ足を向ける。

のんびりと日が高くなってからやおら東京をでたためか
道路は返ってすいていて楽ちん
御殿場から40分程のところに登山口がある。

裾野の広がりをすべてかかえて
それでも尚大きい冨士山

この山を人の足で歩いてあがれるのだろうか?
とりつくしまのない山が
登山道の途中、振り返ると鎮座ましましている


午後から登ったわけだから
雲や霞は仕方がない

登山道最初は階段の連続、そして笹のはらっぱ
樹林帯にはいると
ウツギがあちこちに咲いている



鳥のさえずりが爽やかで
聴いた事もないなき方の鳥も・・
全部で7種類くらいのさえずり、さえずりで
いつも下ばかりみて歩くのだけど、今日は思わず上を見ながら歩く


         
              ミツバツツジなどところどころに彩りが

                   

                                  
                                    地図には2時間半と書かれていたが、
                                      何故だか1時間半しかかからなかった???

ここから20分ほど足を伸ばすと
富士見台 と名がついている場所に着く。


昭和13年に発行された50銭紙幣に描かれている冨士山は
ここで撮られた写真をモデルにしているとのこと


頂上で暫くのんびりコーヒーブレークと柔らかな日差しを浴びて休日をまどろむ
さて、ヒグラシのかけあいも始まったので下山にかかるか・・・

            
               ここには思っていた以上の太いブナ
                ほかにもヒメシャラ、リョウブ、アセビなど木の種類が多い
 
樹林帯を下りていくと真正面に冨士山
  思わず両手を合わせてしまう。そして祈る



樹林帯を過ぎると裾野を広げた懐深い冨士山
ずっと冨士山と対面しながらおりていく
なんと贅沢な事か。
午前の部の賑わいが去ったあとだったからか
途中の登山道でご対面


雄の雉は 雌をおって藪の中へ
お散歩中に失礼しました・・・


来月、山の上の雪は解けているのだろうか。

つい、2日前、アルピニストの野口健さんが中心となって
エベレストと冨士山は姉妹山の提携を結びました。
どちらも世界文化遺産、そして登山者が残すゴミの問題
地球温暖化等の共通した問題に取り組むために姉妹提携。

さて、富士さんはどんな山なんだろうか。