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樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

誕生日

2010-04-01 00:42:59 | 日記
母が先週末2年ぶりに遊びにやってきた。
80になる母をひとりで旅をさせるのはちょっと心苦しかったけど、
都内で電車に乗り継いで毎日出かけている母だから、あまり心配せずにいた。
しかし世の中から考えるとやはりちょっと無謀だったかな?
丈夫で元気だという証拠と考えて・・・

飛行機が嫌いな母は、新幹線と在来線を乗り継いでやってきた。
私が1年半前にアパートを替わってからずっとみたくてみたくてうずうずしていたという。
父がリハビリで入院している間なら動けるから!と、今回の旅。
少しは気晴らしになれば・・・いいのだが。

ちょうど昨日娘の誕生日、そして今日、4月1日は母の80歳の誕生日
金沢に着いた日に二人の誕生日会を、贔屓にしているイタリアンで
こじんまりと祝うことができた。
サポライズは最後のケーキ。気を利かせてくださり、本日のケーキ
を4種類と80本は用意できなかった・・・とニコニコと若い息子の方
のシェフがろうそく消さないように運んできてくださる。
そしてチョコで名前入り。
            
母はそのイケ面シェフが気に入って、終始にこにこ。3人でゆっくり
ゆっくり約2時間かけて晩餐を楽しんだ。
最後にまたまた気を利かせてくださり、シェフのカメラで写真まで
撮っていただいた。ただただ感謝です。


金沢へ遊びに来るのはこれで何度目なんだろう。観光は一通り終わっ
ているし、能登もすでに回っているし・・・
ゆっくり家でくつろいでもらい、温泉へも行きのんびりしてもらった。
母は書道を続けているのだが、ふと、魯山人が半年ほど逗留していた
「山代の別荘」へ行ってみることにした。燕台の書をながめ、庭を
ゆっくりとめでることのできる「いろは草庵」
やはり大当たりだった!燕台が85歳で書いたという力強い隷書に元
気が出た様子。これに刺激を受け、また母らしい凛とした字を書い
てくれることだろう。

今回母持参のお土産は、私が子供の頃好きだった「IZUMIYA」のクッキー。
           かわらぬ味がとても懐かしい