『サービスは』は無料ではない
日本のスーパーは韓国に比べて「バラ売り」が進んでいます。
一人でも食べきれるサイズの商品が多くて、大変便利で助かっています。
韓国でも最近になって「一人用」「一~二人用」を意識した商品の売り方が目立っていますが、日本の方がずっと進んでいます。
韓国もすでに一人暮らしが多く、一~二人で暮らす家庭が総世帯の半分近くまで増えていますが、まだまだその対応が遅れています。
日本では、牛肉売り場には「牛脂」がサービスとしておいてあります。
サービスの「牛脂」は、韓国では見たことがありません。
あくまでも、サービスであって無料ではありません。
サービス品はタダではない。
それをタダだと思うのは間違いです。
店側のサービス品をタダ(無料)扱いしてはいけません。
一部の韓国人がやっているように、一人で多数持っていくとか、そんな態度はダメです。
韓国では、無料とサービスの境目が曖昧というか、あまり意識していないとか、眼中に無いとか、もらえるものは何個でもという感覚のようです。
怖い顔のアジュンマたちが、大型スーパーのサービス品を当たり前のように持っていく姿。
子どもたちが試食コーナーで当たり前のように料理を要求する姿。
とある教団の会食で、ある牧師が、店員の女性に「ナプキンの質が良い。ちょっともらえないか」と言い、ナプキンをたくさん持っていく姿。
「サービス品をもらえなかった」という理由で、食堂のアジュンマにマジギレした市役所の人、などなど・・・。
スーパーに置いてあるロールタイプのビニール袋を、いっぱい取っていく姿。
日本人が仕事などで韓国人と知り合うようになった場合、生活の中で「あ、これは日本人と(悪い意味で)違うな」と実感するのは、「反日」とか「親日」とかではなく、まさにこのパターンです。