カード会社が審査もなしにクレジットカードをばらまきました・・・
クレジットカード乱発は90年代末から始まりました。
金大中政府が、カード会社の社債発行限度を自己資本の10倍までできるようにしたからです。
カード会社は競争して、「体格」を大きく見せようとしました。
もっとも分かりやすいのが、顧客をより多く確保することです。
この競争で勝つために、本社は支店にノルマを課し、支店は社員にノルマを下し、社員たちは募集員たちにノルマを強いていました。
道ばた発給を担当する人たちが、募集員です。
正式なカード会社の社員でもなく、「客引き」のために雇用されたアルバイトたちです。
クレジットカードを作った客の「頭数」に応じて、募集員たちは社員から、社員は支店長から、支店長は本社から、特別手当がもらえました。
客の信用状態、カード代金の返済能力を考慮せず、とりあえず数を増やさないといけませんでした。
「いや、ちょっと待て。そんなことをしてカード会社に何の利益があるというのだ」とつっこみたくなります。
人が増えるともちろんカード会社からしてもいいことではありますが、こんなふうに無差別にカードを発給すると、その「副作用」はどうするのか、気になります・・・。
審査もなしにクレジットカードをばらまくとは、これがカード会社に何の得があるのか。
実は、その「副作用」こそが、韓国のカード会社の狙いでした。