2011年1月25日、AFCアジアカップ準決勝賭して行われた日韓戦で韓国サッカー代表チームの奇誠庸がゴールを決めた後、カメラの前で猿の真似をして問題になった事件。
韓国では日本人を「猿」に比喩して表現することが多い。
特に日本人を卑下するときによく使われる動物が「猿」である。
日本では猿が実際生息しているため身近な存在であり、「かわいい」という人もいるようだが、韓国人にとって猿は否定的なイメージしかなく、猿に似ていると言われたり。猿に比喩されたりすると機嫌が悪くなることが多い。
したがって、韓国人が日本人を「猿」と表現する行為は明らかに日本に対する挑発行為である。
奇誠庸の行動に対しては韓国内でも「品がない」「スポーツマンシップに反する」などの批判の声が上がった。
これを受け奇誠庸が出したコメントが「観客席の旭日旗をみて涙が出た。私も選手である前に大韓民国国民です・・・・・・・」という自分を正当化するようなコメントである。
韓国社会で「旭日旗」は頻繁に登場する反日の素材であるからだ。
国旗である日ノ丸にはあまり敏感に反応しないが、「旭日旗」にはまるで発作を引き起こしたかのように反応する。
それは、「旧日本軍が旭日旗を使用していたため、当時の日本軍の蛮行が思い起こされ、怒りを抑えられない」という理屈である。
奇誠庸は、「旭日旗」を持ち出すことで、韓国社会が自分の行動に対し理解を示してくれることを期待したのではないだろうか。