朴槿惠(박근혜)、父である故朴正煕(박정희)大統領がつけた名前である。
「槿」という漢字は、韓国の国の花、無窮花(ムグンファ)を意味する。
「恵」には、善良な女(ひと)、聡い、賢いという意味がある。
漢字を使わなくなった韓国では、朴槿惠という名前に込められた意味を話題にすることはあまりないが、
朴槿惠の両親は、三日も頭をひねり、字典を漁って、「槿惠」という二文字を選び出した。
無窮花(ムグンファ)は韓国人とっては特別な意味を持つ。
韓国人ならだれもが知っている「愛国歌」はこう歌う。
東海が乾き果て、
白頭山が磨り減る時まで
神のお護りくださる我が国、万歳
無窮花三千里、華麗なる山河
大韓人よ、大韓を永久に保全せよ
大韓人とは韓国人のことである。
コーラスの部分に出てくる「無窮花三千里」には、当然ながら北朝鮮も含まれる。
「無窮花三千里」の部分を歌う時、韓国人の中には、万感胸に迫り、涙を流す人もいる。