안녕하십니까? ハングル講座(アンニョンハシムニカ ハングルこうざ)は、NHK教育テレビジョンとラジオ第2放送で1984年度から24年間放送されていた、NHK各国語学講座の一つ。
各講座の中で、開始から終了まで唯一テレビとラジオで同じタイトルにより放送されていた講座である。
2008年度からはテレビとラジオで講座が分かれ、テレビは『テレビでハングル講座』、ラジオは『まいにちハングル講座』に改められた。
1984年にNHKが韓国語講座を始めるにあたって「朝鮮語」にするか「韓国語」にするかでスッタモンダしたあげく、「アンニョン ハシムニカ ハングル講座」に落ち着いた。
スッタモンダした原因は「朝鮮」と「韓国」にそれぞれイデオロギーが付着しているからだ。
「朝鮮」は左、朝鮮民主主義人民共和国、「韓国」は右、大韓民国に連なるというのだ。
そんな理由から、NHKの講座名が決定する前にジャーナリズムをにぎわした。
講座放送の構想自体は1960年代以降からすでにあったが、朝鮮半島が南北に分断されていることから、タイトルを『韓国語講座』とするか『朝鮮語講座』とするかで局内外の意見が分かれ、実現までにかなりの時間を要した。
このようなタイトルになったのは、ある意味“妥協の産物”と言わざるを得ない。
今では、そんな時代もあったのかと懐かしく思う。