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+TANI 

山口県の谷口自動車というエンジン修理屋の周りで起きる出来事が中心です。

ショベル_復活への道のり

2015-03-10 20:15:00 | SHOVEL
シートリングを抜いたザグリ穴とバルブの位置関係。



均一でまあ普通は問題にならないレベルです。


ただそのためには芯出し用の治具を作って・・・。



フライスで角度を出しながらエンドミル加工。



ちなみにエンドミル加工をする前に一度シートリングを抜き取って。



アジャストリーマで倒れ防止の治具を作ってみましたがこれではうまく行かないレベルの下穴の倒れだったので今回はエンドミル加工で倒れを戻しました。




シートリングを製作して焼きばめ後にシートカット。



グレーに見える部分はコンパウンドですり合わせた部分です。なんとか復活できそうです。



ショベル_ボーリング

2014-12-25 21:18:00 | SHOVEL


いまだに理解できないが画像の銀色の部分がボーリングの最初に薄皮を剥く程度に削られた部分。
スカート側も摩訶不思議。



ウチのボーリングマシンではベース面(スカート側)を基準としてボーリングしていくのでベース面に対して垂直に削ります。

「今入っているピストンが0.02インチオーバーサイズだから次の0.03インチで取れるはず。」と思われても困ります。

こんなになっていたら0.02インチ以上のオーバーサイズでやっと加工できる程度です。

自分は何度も段取りしてボーリングするのも時間の無駄なので在庫にあるピストンに合わせて削って行きます。ドラッグスペシャリティのピストンはショベルやエボは大体のサイズは在庫がありますよ!



ハーレー_ショベル

2014-12-03 21:13:00 | SHOVEL
定番ですがガイド製作、シートカット作業です。



年に何台やってるのかな。

排気側のバルブシートの当り面は非常に広くそして凸凹になってます。



吸気側もなんか変でしたがガイドがガタガタなのにバルブの摺合せやシートカットしてしまってはメリハリがでませんのでダメです。

屁理屈オッサンですのでガイドがダメなのに「シートカットをしろ!」って言われても断るだけなのでそういう方は加工依頼はご遠慮ください。



偏芯も少なくシートカットできればバルブの突出しも規定値に入りやすいし、見栄えも良いです。

完成♪

ショベル_ローコンプピストン

2014-11-21 21:13:00 | SHOVEL
キックオンリーの車体の場合に好評なのがローコンプピストンを使った補修です。



ローコンプの圧縮比は7.5の設定ですがハイコンプと言われる物は通常8.5です。


ヘッド周りをきちんと仕上げるとハイコンプと言われるピストンを組むとキックが非常に重く体重が軽いとかなりキツイです。



シリンダーの上面部分もうっすらと加工しておきます。



組まれていたピストンのスカート部分の当り方がおかしいなとは思ってましたが?



ボーリングしながらその原因がなんとなくわかったので一安心です。