+TANI 

山口県の谷口自動車というエンジン修理屋の周りで起きる出来事が中心です。

ネジ部分の補修

2010-01-29 22:07:00 | ヘッド修理_moto
地味な作業が続く今日この頃ですpeace


ただこの作業も進まないとヘッドの修理が完了しません。

ねじ山部分をアルミで溶接してつぶした後に大体の形状を削りだしてます。



そしてインシュレーターにあわせて下穴を開けて、タップ加工です。

まあこのような作業をボチボチやりながら暮らしてますyellow19

Z2ボーリング~♪♪

2010-01-27 19:05:00 | ボーリング moto
最近Z2関係の部品が氾濫しつつあるマイ作業場。



でもよい事もあるみたいです。

左がZ2ノーマルスリーブ、右がZ2φ69加工済みスリーブです。
φ69に拡大済みのスリーブを抜いてノーマルボア用のスリーブを入れてボーリングしてやろうという話になりました。

抜いたシリンダーの内面はこんな感じでした。



1気筒はすでにノーマルボアのスリーブが入っています。



奥側が今回φ72までボアを拡大したシリンダー、手前がそのシリンダーから抜いたスリーブを入れたシリンダー。



ある意味非常にエコな加工かもしれません。

でも一番得しているのはtaniですね♪

そしてシリンダーの上面を研磨します。

研磨前の画像



研磨するとちょっとスッキリ。



今回は純正オーバーサイズピストンにあわせてボーリングです。



寸法はすべて揃っていましたが、鋳造した日にちは1個だけ違ってました。

それは気にする所ではないか(笑)

そしてボーリング&ホーニングまで終了。



拡大するとギラギラする感じに取れますが実際はもう少しシットリとした感じです。



通常の砥石を使ったホーニングのあと特殊な砥石で一手間かけて仕上げていますのでピストンやリングへの攻撃性の少ない表面になっておりますgood

ショベル継続中~!

2010-01-22 01:37:00 | ヘッド修理_moto


ショベルのヘッドを預かっていましたが無事加工が完了しました。

ガイド製作(ステムシール取り付け加工)、ガイド入れ替え、シートカットというメニューです。



ガイドはすべて1個づつ製作しています。また吸気と排気のバルブでステム径が百分台で異なりますのでその辺も専用のリーマーなどで合わせながらの作業です。



最近、割りが合うのじゃろうかと疑問になりながら工具などを更新しています。バルブのメーカーによっても微妙にステム径が違うので来るヘッド毎に調整したりしながら製作しています。

また最近ヘッドの面修正をアーバーを使って行うことをはじめています。

画像のヘッドは上記のヘッドとは別のお客さんのものです。



どうもヘッドガスケット周りからのオイルの吸い込みがあるという場合にお勧めします。





割が合わないように思える仕事もお客さんから「うまくエンジンが仕上がったよgood」と連絡があれば結果オーライとなるんでしょうけど・・・。

逆の場合はツライですけどyellow23

そうならないよう頑張らないとyellow19beer

CL72_HONDA

2010-01-20 06:53:00 | ヘッド修理_moto
CL72用というヘッドだそうですが、見れば見るだけよく作ってあるな~と感動してしまいます。

何十年前の鋳造技術、加工技術を駆使して作られている事に敬意を払わずにはいられません。



この独特なカム周りの形状を鋳造、そして加工と行った昔の職人の腕の良さが伝わってきます。当然図面を書く人間も創意工夫したことは間違いありません。



それを壊してはいけませんのでシートカットなどをきちんとして使いたいもんです。



燃焼室は鋳物で製作してありそれを鋳造時にアルミと一体にしています。



シリンダーも今回ボーリングしましたのでこれからも安心して乗れるでしょうね!