+TANI 

山口県の谷口自動車というエンジン修理屋の周りで起きる出来事が中心です。

GPZ1100F φ75

2018-01-29 13:29:00 | KAWASAKI
GPZ1100Fをφ75までボアアップする依頼です。



ワイセコの説明ではボーリングオンリーとなっていますが今回はスリーブを入れ替えで加工しています。



安心のスリーブ肉厚が得られるようなオリジナルスリーブがなぜかウチには有るんです。

冗談は置いといて正直GSX1100S用のスリーブを流用加工して使ってます。

元々GSX1100Sもφ75まではボーリングオンリーとなってますが耐久性をあげるために若干の肉厚アップを狙ったスリーブを100本製作。なかなかGSX1100Sだけでは動くスピードが遅いのでGPZやZなどでφ72~φ75までをやる場合に活用してます。



シリンダーの下面も面研で仕上げてからスリーブが入る部分をボーリング。

ピストンも若干追加加工をしてますが!





分かってくれる方が沢山いるかと(汗)

GSX750S H県

2018-01-24 12:49:00 | GSX1100S
シリンダーの観察。





ところどころ長期不動による腐食あり。



ヘッドも排気バルブの焼け方が一番右側の気筒がまあいい感じな以外はすべてくすぶった感じ。



オイル下がりやカーボンなども溜まってしまってます。



元気なヘッドにしないといけんね!


バルブクリアランスの確認をしてたら・・・。



なんとなく違和感が(汗)

よく焼き付かなかったな~。

バルブクリアランス、バルタイを確認してヘッドを取り外すとピストンと対面。



ここまで分解した後にフレームからエンジンを外注先で取り外してもらいます。





何気にオイルポンプの固定ボルトが2個しか見当たらないと思えば?



オイルパンの底に頭だけ発見。

オイルギャラリーの蓋に有るはずのパッキンが無い。



右斜め上の穴から油が供給されてアウトプットシャフト内に向かうはずなのだが、多少リークしてたはず。



クランクケースは赤い液体ガスケットで組まれてますので一度はエンジンを開けたはず。



左から2番目のクランクメタル前後のボルト穴と・・・。



右から2番目のクランクメタル前後のボルト穴付近に液体ガスケットを塗らないとボルト穴にオイルが降りてきてケース下側にあるボルト座面がオイルで湿ったようになります。塗り過ぎもオイルラインにガスケットが入るので必要最小限で塗らんとね。



ミッション、クランクの確認をしてケースは溶接補修に旅立ちます。



(無題)

2018-01-18 18:01:00 | HD EVO
ハーレーツインカムヘッド。



シートカット依頼です。



ガイドのガタも無いのでシートカットのみ。

あとはスプリングのセット長を測定。



カムリフトがどこまで選べるかの計測。



地味だけど重要かも。

KLX650R

2018-01-16 23:09:00 | ボーリング moto
バイクとしてはφ101とかなりのビックボア。




クリアランスの指定寸法に使われているピストン径(箱に書いてある数値)はマジックで示した位置でした。



スカート部分はもう0.03ミリほど大きい。

ヘッド周りは排気側のガイドがダメなので交換とシートカット。



バルブガイドは海外のサイトでしらべた品番で検索すると廃番。

流用ガイドで対応しました。