+TANI 

山口県の谷口自動車というエンジン修理屋の周りで起きる出来事が中心です。

ゴソゴソっと

2007-08-31 20:28:05 | ヘッド修理_moto

これに夢中になってました。
ガイドの入替とシートカットだけの作業なんですが、治具を結構まじめに揃えていたら時間が無くなってしまいました。



HONDAのガイドは入替用で注文すると必ず外径が大きい物が来ますからそのまま打ちかえるとうまく行かない気がします。

ヘッドを暖めてガイドを打ち抜き、内径をリーマーで合わせて、再度ヘッドを暖めて打ち込みます。打ち込むといってもかるく追い込む程度で入らないとガイドが割れたり、変形してしまいます。

サンデーメカの方でよく失敗談で聞くのが「抜くときにむしってしまい穴をガタガタにしてしまった。」というケースではないでしょうか?

暖めて、ガイドに冷やす目的でオイルを流してから抜くように自分はしています。こうするとガイドの先は少し変形しますが、再度使用できるぐらいのレベルで抜けてきます。また穴も全然傷みませんから同じ径でいいんですけどね~。車用だと社外品のガイドを頼めば同じ寸法のが来ます。

最初に入っているガイドと補修用のガイドは外径が3/100ほど違います。でもこの違いは入れるときにイヤというほど感じます。はいりません。アジャストリーマーというリーマーでヘッド側の穴をあわせます。次回からはそのままブチ込めます。今回ガイドのポートへの突き出し量を最初の寸法に合わせるため位置決めのカラーを作りました。この突き出し量を変えると???ポートへのガイドの出っ張りは少なくなりますが・・・。

また今回のガイドは内径もリーマで合わせなければならないほど小さく作ってありました。これもまたアジャストリーマーで合わせます。



バルブがまた曲者で吸気と排気でバルブの径が違います。排気の方が2~3/100ほど小さく作ってあります。吸気のバルブはなんか錆びてるように見えますがちがいま~す。材質が違うらしく恐ろしく軽い~。

ピンときた方コメントに!?good


動弁系も吸気は直打で排気はロッカーアームなんでしょう。組みあがった状態をみてないのでわかりませんが・・・。ガイドが吸気側が短く、排気側が長いのでなぜかなと考えていましたがロッカーアームで押すとどうしてもまっすぐ押せないのでガイドを長くしてバルブの倒れを防いでるのかな~って妄想していました。

加工をするとレギュに引っかかると困るのでラッピングテープを使い、磨いたり、Rを付けたりゴシゴシ磨いてました。

スペック的には「銀バイ親方仕様」でしょうか?



最近のはやり

2007-08-31 07:01:33 | ピストン_moto
 最近の流行のピストンを参考に見せていただきました。

この角度から見るとそれほど驚くものでも内容ですが、

裏からみると・・・。


すごいんです~。

いや、最近のはコレが普通か?


これならピストンの寸法を測るのは間違えようがない。kirakira2

しかしこの形でもつならカタナのピストンっていったいどのぐらい安全なのよ?

レーサーだからな~、コイツ。

XLR125

2007-08-29 18:15:35 | ボーリング moto
XLR125どきどき
キット。
いきなり1工程飛んでますがここからいきます。

圧入の前に暑いなかバーナーでちいーと炙ります。



スポンと入って完成。



クリアランスは3/100です~。ピストンもチビッと擦ってます。

シリンダーは上下2面とも軽く面研させていただいてます~。

スペック的には「背番号十三スペシャル」となりますね。

ここからはplantsさんにバトンタッチです。goodこのシリンダーは木曜日には東京の空の下にいるでしょうね~。

失敗かな~。

2007-08-28 21:49:31 | エンジンオーバーホール
 オイルポンプにはリリーフ弁というヤツがあって油圧が規定圧以上にならないよう逃がす機構となっています。
今回はポンプと一体型のリリーフ弁が不具合をだしてしまい迷惑を掛けてしまいました。hi
画像のギアがついているのが油圧ポンプですが、その右上の筒状の部分に弁、スプリング、押さえの3パーツで構成されたものがリリーフ弁です。


 弁として油圧を止めるのがこの筒状の部品です。これがどうも今回作動不良を起こし、油圧経路が規定圧以上となりました。

現象としてはカートリッジタイプのオイルフィルターのパッキン部分が抜けてオイルが外部に飛散するという状態でした。

 トロコイドギアで加圧された油は右上に向かって流れていき普通はブロックの各部に流れていきます。油圧が高くなれば右端のリリーフ弁からオイルパンに逃がします。

いつもポンプを組むときにはこの弁をピコピコ押してみて動くことを確認していたのですが、今回組み立て後長期保管されたエンジンを試運転すると不具合が出てしまったということです。

原因はポンプを水溶性の洗浄剤で洗った際に水分が隙間に残っていて錆び付いたという事のようです。組み立て時にトロコイドギアの部分には油を流しこんで組むのですがこの弁までは油を塗っていませんでした。

勉強不足と反省して今日は寝ます。horori



セリカ

2007-08-27 20:27:41 | 旧車マニア


やっと来たね~。good カッコエ~。
 コクピットも昔テイスト満載です。現代っ子らしくエアコンは無くてもコンポは必要らしい。

エンジンのブロックはイナゴにボアアップされてますし、バルブの擦り合わせ、シム調整はtani監督のもとオーナーが汗水垂らしてやった自信作のエンジンです。しかしぐずっていたのがコイツ。


ワシがエンジンを掛けようとしたら言うことをなかなか聞かん。

スロー系が詰まっているようで低速だと3、4番だけで回ってます。やはりエンジンはキャブ、電装といったトータルで調子を上げないといけませんね。

自分もこの辺は弱いのでコレからも勉強していきま~す。まあ周りに詳しい人がいますから、その人がワシの餌食?になって迷惑でしょうが・・・。ase