+TANI 

山口県の谷口自動車というエンジン修理屋の周りで起きる出来事が中心です。

GSX1135組み立て

2010-06-30 21:49:00 | バイク


本日の作業はクラッチカバーの塗装まで進みました。

あとはバルタイですyellow24symbol5

以下は過去日記



腰下を組んでました。クラッチカバーはまだ塗装してませんのでご了承ください(汗)

今回マグネトローターを固定する特殊工具を購入したので色々使ってみました。



ローターの固定に使ったり、



スタータークラッチの固定に使ったりと結構頑張ってくれます。

マグネトローターは160Nmで締め付けるような指示になってますのでインパクトレンチで締めてOKみたいな事はできんね。

ヘッド周りを組み立てていてどうもバルブとシートの当たりが悪いバルブがありました。



左がもともと付いていたバルブ、右が新品バルブです。



バルブステム軸の部分と傘の部分が接合する部分に斜めに線が入ったようになってますがどうもここでバルブが曲がっています。

バルブは通常ここで接合されてますのでこのバルブは新品の時から曲がりやすい形状になっていたと自分は判断しました。

普通はこんな事めったにないんですけどね~。



ピストンを組み付けて・・・。

ポンって感じで、こうなりま・・・せんよyellow19ase2



現在、部品到着待ち、クラッチカバー塗装待ちという状況です。

ジェネ側は塗装。組み立ては終了してます。





自分は結構このアングルが好きなんですよね~。

実はクラッチカバーは付いているのが綺麗なのでウチにあったセンヒャクから外したというカバーをブラスト+塗装までしたんですよgood

でも付けようとしたらクランクシャフト側が干渉します・・・。

ナナハン用でしたyellow18symbol6

自分のにでも付けるかな(笑)

リングの位置とか結構気を使いながら組んでいきますからね~yellow24symbol5


ハーレー・スポーツスター

2010-06-30 07:34:00 | ヘッド修理_moto
普通スポーツスターと言えばアルミのヘッドのはずなんですが・・・。

ウチの現役選手は~~~。

鉄!



まずはお決まりのガイド製作。

中央2本が製作したもの。でもともと入っていたものは右端が吸気、左端が排気用です。吸気側短すぎないのかな?



ガイドを焼きバメしてバルブをセットするとほぼいい感じでバルブがシートに収まります。ここでやけに偏芯していたり、傾いて倒れたりしていると先が思いやられます。

シートカットを行いバルブの当たり面とバルブシート周辺の形状を2種類のツールで加工しました。



今後、ブラスト処理を行います。雨なので作業がはかどりませんね~。

ガイドのガタ測定・Z系

2010-06-26 05:47:00 | ヘッド修理_moto


洗浄後、最終確認中item2yellow19



シートカットはZ専用のラウンドカットタイプです。バルブとの当たり面からポート側に向けてRが付くタイプですね。

作業も終盤にさしかかりました。
カムホルダーのリコイル作業も同時に行っています。リコイルはキチンとまっすぐ下穴を開けて、タップを立てれば問題なく作業できます。



よほどの事が無い限りハンドドリルやハンドタップはしないようにしています。

どうも人間が曲がっているのでしょうか?まっすぐ開きませんのでねpeace



そしてリコイルは通常の物より長い物を使用しています。

これなら安心して締め付け可能です!

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20100603_001 (16)
by tani


意味不明の動画をアップしたまま放置していたtaniです。

バタバタしっぱなしの日&熱い日が続きます  yellow18beersymbol6

だいたいウチに持ち込まれたヘッドはこんな感じで手でバルブに対して横方向のガタをまずチェックします。動画は分りやすくするために撮ってますが、普段はバルブを触れば大体「コレはアウトだね!」って即答できます。

新品のガイドを入れたのを触れば誰でもわかるのですが全然違いますからね~。



これからガイド交換、シートカットと整備をする予定のヘッドが上の画像の物です。

完調のZフィーリングが出せるよう手を入れていきま~す。


まずはガイドを抜いていきます。



yellow19question2

排気側ガイドの本来ヘッドと接するはずの部分までガスまたはオイルが焼けて変色してます・・・。



バルブを外した時にかなりオイリーでしたけども掃除するするとバルブのステム軸が腐食してます。


排気側は全部ダメのようです。う~ん。オーナーは1万5千キロ(10年)ということであまり痛んでいないという予想で費用をかけたくないという方針でしたけど多少の出費は覚悟しないといけないようです。

やっとガイドの準備が出来ました。



左の3本がGS流用ガイドΦ12.25外径品、その右が製作ガイドΦ12.68外径品です。吸気はカワサキ純正です。

圧入するところまでで本日はゲームセットです。来週、シートカット、セット長の確認に進みます。



ただキチンとやったヘッドとそうでないのでは比べ物になりませんので費用効果はありますよgood



Z2・Φ73ピストン対応加工

2010-06-22 19:50:00 | ボーリング moto
完成形~♪








Z2にΦ73ピストンを組み込む加工を進行中です。

かなりお待たせしていましたが・・・。
まずはΦ76まで対応可能というスリーブをZ2に使えるサイズに追加加工します。

意外とここがポイントかもしれません。



この追加加工したスリーブに合わせてシリンダーをボーリングします。



この時にスリーブとシリンダーは適度な締め代がありますのでスリーブが回る事もありませんし、スリーブの下にオーリングを入れる必要もありませんよgood

そしてケースの方をボーリングします。





そして仮組みしてクリアランスがあるか確認します。



シリンダーの上面は最低限の面研を行ってます。だいたいワイセコのスリーブを入れると上面から突き出るので面研でそろえないとうまくいきません。




今回悩んだベアリングの周り止め部分のクラックも溶接で修正しましたが結構この部分の破損修理は難しいですね~。